新潮文庫
新世紀デジタル講義

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 516p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101387246
  • NDC分類 007
  • Cコード C0104

内容説明

「IT革命」とは何か。もう、曖昧な知識と理解で踊らされてはいけない。デジタル世界の真の基礎と深層に立花隆と東大・立花ゼミの面々が挑戦。ガイドを務めるのは、日本が誇る最先端科学の知性たち。コンピュータのしくみ、歴史、その産業界に及ぼした影響、そしてインターネット社会の将来像まで、決して時流に流されない地に足のついたデジタル世界の実像が明快になる集中講義。

目次

序章 サイバーユニヴァーシティの試み(立花隆)
第1章 情報原論(立花隆)
第2章 コンピュータのしくみ(講師・南谷崇)第3章 コンピュータの歴史(講師・橋本毅彦)
第4章 デジタル産業革命(講師・児玉文雄)
第5章 ネットワーク社会の将来(講師・安田浩)
付録 オープンソースという新しい流れ(立花隆ゼミ)

著者等紹介

立花隆[タチバナタカシ]
1940(昭和15)年、長崎生れ。ジャーナリスト。東京大学仏文科卒業後、文芸春秋に就職するが3年で退社。東京大学哲学科に学士入学し、執筆活動を開始する。’74年「文芸春秋」に発表の「田中角栄研究」が実質的に首相を退陣に追い込み、脚光を浴びる。’79年『日本共産党の研究』で講談社ノンフィクション賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

30
2002年刊。情報教育こそ一般教養と訴える立花隆氏らがまとめた東大での講義集。 コンピュータ、インターネットの発明と発達は軍事上の必要性がきっかけ。インターネットの哲学は、誰もが緩くつながりコンピュータの恩恵を受けるべきというもの。今やスマホを片手に瞬時につながり、ネットワークの向こうにデータを預けるクラウドが日常のものとなりました。 それぞれの講義は、技術の成り立ちと背景を踏まえ未来を予測する構成。特に「ネットワーク社会の将来」に割いた一章は、GAFA全盛の2019年に読むと深く頷けるところがあります。2019/12/06

Hiroyuki SATO

2
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1380272282&owner_id=7106525 この辺は一応自分の専門分野なので読む必要ないかなとも思うが、立花隆なのでつい古本屋で買ってしまった。そこそこ面白い。飛ばし読みでも良いだろう。2010/01/03

無謀庵@Reader

2
コンピュータ関連で10年以上前の本なんて普通は価値をなくすもんだけど、意外に面白い。学として教育すべきという基礎的な動作原理の話などは、今でも知ると知らないでかなり違う。未来予想的な話はもう実現していることが多かったが、どんな形で今実現してるか、その形をあの頃予想してただろうか、と思い出してみたりするのもよい。2013/05/16

mdoguti

1
部分的には何度も読んでいたが、通読したのは今回が初めて。橋本毅彦「コンピュータの歴史」は、計算機史に関心を持つきっかけとなった章。また、南谷崇「コンピュータのしくみ」の1ビットメモリの論理回路図を見たときには『コンピュータはこうやって記憶するんだ!』と感激した時の記憶がよみがえってきた。色々と思い出のある本書であるが、今回通読して驚いたのが、1997年に東大「文科」の女子学生はHTMLを初歩的なものとはいえ書くことができていたという事実であろうか。2021/09/19

壁と男と涙とブルーコメッツ

1
デジタル分野は日進月歩ではあるが今読んでも十分ためになったと思う。メタデータのあたりがGOOD。2011/09/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/55985
  • ご注意事項