内容説明
「あっけらかん」の語源、知ってる?じゃ、「ぶす」は?「やくざ」は?ふだん何気なく使っている言葉にもれっきとした氏素姓があるのです。しかも、その氏素姓が明らかになったときの、この「快感」といったら!『土佐日記』『枕草子』の解釈で知られる古典文学の泰斗が、膨大な知識を縦横無尽に駆使して遊ぶ「語源ワールド」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
儚俣
6
筆者の主観がふんだんで面白い。納得がいかなければ大言海であろうと無視。無理矢理であろうと自分の意見こそが正しい。我こそが語源を統べるものと言う気概だけはデカイ。エンタツアチャコが中国人とか誰から聞いたんだよ(笑)2016/12/21
りんご
2
題名の「語源の快楽」とは,この本を書いた萩谷さんの快楽です。それにしても,一般に言われている語源も怪しいということが分かりました2021/12/05
まあい
2
少し古いが今でも楽しめる語源エッセイ集。多少の古文知識があるとなお面白い。筆者の幼少期の記憶や東南アジア従軍経験から語源が紐解かれていく過程は「なるほど!」の連続。アジア全域での言語的な繋がりを感じた。2014/01/27
-
- 和書
- 歩けば歩くほど人は若返る