新潮文庫<br> いやでもわかる株式

新潮文庫
いやでもわかる株式

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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101340067
  • NDC分類 338.155
  • Cコード C0133

内容説明

バブルの元凶は本当に株式市場にあったのか。“空気”のように当たり前の組織・株式会社のそもそもの役割とは、そして、刻々と変動する株価の意味とは。悪役にされがちな経済の礎石=株の真の姿を小説仕立てで案内。架空の有限会社『グロース機械工業』の上場過程に「ディスクロージャー」「PER」「TOPIX」等の踏み込んだ用語も織り込み済。日経のプロが著したビジネスマンの必修科目。

目次

第1章 大いなる決断、株式公開
第2章 企業成績をオープンに
第3章 上場株式のゆくえ
第4章 株主の期待と不安
第5章 株主総会を乗り切る
第6章 新たな資金調達で飛躍する

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

C-biscuit

10
本棚整理で再読。タイトルにもあるように、物語仕立てになっており、読んでいるだけでなんとなく全容がわかる工夫がされている。中身は株式の指南書ではなく、株式市場の仕組みなどが解説されている。物語はこれから上場する会社の話と、並行してその株を購入する個人と2つの立場で進み、会社員としての自分と個人としての自分の視線で勉強できる。一方で、古い本なので株式の電子化やネット証券などには対応していないので、現状の様子とは違うところも多い。その辺りは、昔はこうだったのだと思いを馳せて読む。入門書としては良い本だとも思う。2016/05/27

nobody

5
「はしがき」は『いやでもわかる金融』を踏襲した大風呂敷の羊頭狗肉で誇大広告の最たるもの。「この本に書かれていることを他で知ろうとしてもムリ」。どうしても素直に入門書を書きたくないらしい。実態は「いやでも」どころか『好んでもわからない株式』。日経新聞社論説委員・内田茂男と『日経会社情報』編集長・前田利行の分担だが、特に前田が酷く人にものを教える先達としての適性を全く欠いている。本来的に、ものを教えるというのはDNAに反する行為なので、ものを教わるにはまず稀少なものを教える適性を有した先達に当たる必要がある。2021/08/04

ELW

0
 古い本なりに味わいがあった。バブル崩壊後の作品ながら、最後がエクイティ・ファイナンスで、しかも、財テクに向かうあたりが悲しい。『小説 日本興業銀行』を読んでおいてよかった。2015/02/02

夜郎自大

0
1992/9/15

textout

0
株式を上場する際にどういうルールがあり、またどういう苦労があるのかを教えてくれる。相場や株取引についての本ではない。

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