内容説明
伏見加奈子、25歳、なんと、新婚1年目で未亡人になってしまった。夫が出張先とは違う場所で、女性とともに焼死体で発見されたのだ。残された夫の手帳を奪いあう男たち、加奈子をつけまわす中年男、悲しみにひたる暇もない。でも、あの焼死体、本当に夫なのかしら?事件の背後に隠された謎を追い、陽気な未亡人加奈子の冒険が始まった。長編ロマンティク・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
75
赤川次郎は映画好き。映画のように本を書きたい。売れっ子作家。映画よりは2時間テレビ番組のようなものを書く。読者も通勤列車で、行き帰りの2時間で読めるような作品に人気がある。結果として2時間で楽に軽く読める作品への需要が大きい。需要に答えると売れる。本作品は、赤川次郎作品の中では,複雑さがやや高い部類にはいるような気がした。あわよくば映画にすることができるかもしれない。突然の配偶者の死の連絡。殺人の疑い。つぎつぎと妖しげな関係者が登場する。この本が楽しめなければ,赤川次郎作品は読まない方がよいかもしれない。2011/07/27
鍵ちゃん
10
伏見加奈子25歳、なんと新婚1年目で未亡人になってしまった。夫が出張先とは違う場所で、女性とともに焼死体ではっけんされたのだ。残された夫の手帳を奪いあう男たち、加奈子をつけまわす中年男と悲しみにひたる暇もない。でも、ある焼死体、本当に夫かのかしら?事件の背後に隠された謎を追い、陽気な未亡人可奈子の冒険がらじまる。 2020/11/26
寒っ!!
5
この人が実は・・・って赤川次郎ならよくある話だからある意味予想できる内容だった。不自然なところを主人公が気にしないのも気にしたら読んでられない。2017/02/11
tai65
4
星4つ2021/12/27
読み人知らず
3
長編でした。ほぼ400ページだもんな。ここで終わるのがいつもの展開、というところからもう一段しかけてきたかんじ。くるくる回るストーリーでした。ちょっとダークサイド赤川次郎でした。2014/05/19