新潮文庫<br> 炎路を行く者―守り人作品集

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新潮文庫
炎路を行く者―守り人作品集

  • 上橋 菜穂子【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2017/01発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 313p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101302843
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

謎多き密偵ヒュウゴの少年時代と、女用心棒バルサの少女時代を描いたシリーズ最新刊。『蒼路の旅人』、『天と地の守り人』で暗躍したタルシュ帝国の密偵ヒュウゴ。彼は何故、祖国を滅ぼし家族を奪った王子に仕えることになったのか。謎多きヒュウゴの少年時代を描いた「炎路の旅人」。そして、女用心棒バルサが養父ジグロと過酷な旅を続けながら成長していく少女時代を描いた「十五の我には」。──やがて、チャグム皇子と出会う二人の十代の物語2編を収録した、シリーズ最新刊。

上橋 菜穂子[ウエハシ ナホコ]

内容説明

『蒼路の旅人』、『天と地の守り人』で暗躍したタルシュ帝国の密偵、ヒュウゴ。彼は何故、祖国を滅ぼし家族を奪った国に仕えるのか。謎多きヒュウゴの少年時代を描いた「炎路の旅人」。そしてバルサは、養父と共に旅を続けるなか、何故、女用心棒として生きる道を選んだのか。過酷な少女時代を描いた「十五の我には」―やがてチャグム皇子と出会う二人の十代の頃の物語2編。シリーズ最新刊。

著者等紹介

上橋菜穂子[ウエハシナホコ]
1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民族アボリジニを研究中。著書に、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、『神の守り人』(小学館児童出版文化賞)、『鹿の王』(本屋大賞、日本医療小説大賞)などがある。2002(平成14)年「守り人」シリーズで巖谷小波文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

349
上橋菜穂子は、ここ数年新作をコンスタントに読むようになった作家です。守り人シリーズは、新潮文庫化した作品は読んでいますが、本作は初読です。若きし日のヒュウゴとバルサの青春譚、新鮮で世界観を楽しめました。オススメはヒュウゴの成長物語、表題作の「炎路を行く者」です。2017/01/19

absinthe

243
子供時代のヒュウゴの話。ヒュウゴは一番好きな脇役だった。抜け目が無くどこか考えにいつも裏があるような謎の男だが。義理を知り人情を知る男であって、その後の人生に大きな影響を与えた父娘との出会いがある。こういう出会いがその後の彼を作ったんだと納得。それからバルサの15の頃の話。腕は立つのにまだまだ未熟。罠と知りながら出向いていくような無鉄砲なところがある。どちらの話も人物の造形を深めてくれた。2019/11/25

青蓮

164
一言で言えば「珠玉のエピソード」守り人シリーズを全て読了されてから手に取られた方が「良さ」が実感出来ます2017/03/26

やっちゃん

158
不良マンガのような展開は大好き。男やはり強くないとね。初任給で食事をするシーンは泣ける。リュアンみたいな姉ちゃんがおじさんも欲しい「いまもなお、自分は「ここ」にいないのだ。ここが本来いるべき場所とは思えないのだ」2023/03/29

抹茶モナカ

145
守り人シリーズのスピンオフ。ヒュウゴの幼少期の物語の中篇、バルサの幼少期の短編。守り人シリーズ本編を読み終えてから時間が経ちすぎていた僕は、ヒュウゴが何処にどんな役で登場したキャラクターか忘れていたのだけど、作品自体は面白かった。シリーズを読んだ流れで読めたら良かった。もったいない。2017/06/19

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