新潮文庫<br> プリンシプルのない日本

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新潮文庫
プリンシプルのない日本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 295p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101288710
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

内容説明

「風の男」、そして「占領を背負った男」―戦後史の重要な場面の数々に立ち会いながら、まとまった著作は遺さなかった白洲次郎が、生前、散発的に発表した文章がこの一冊に。「他力本願の乞食根性を捨てよ」「イエス・マンを反省せよ」「八方美人が多すぎる」など、日本人の本質をズバリと突く痛快な叱責は、現代人の耳をも心地良く打つ。その人物像をストレートに伝える、唯一の直言集。

目次

野人・白洲次郎(今日出海)
カントリー・ジェントルマンの戦後史―白洲次郎直言集(日曜日の食卓にて―日本人についての雑談;講和会議に随行して;雑感―東北一廻り;おおそれながら;腹たつままに;蛙の考え;頬冠りをやめろ―占領ボケから立直れ;だいなし―借り物民主主義から脱却しよう;嫌なことはこれからだ―勇気と信念をもって現実を直視しよう;まっぴら御免―憤懣やる方なきこの頃の世の中 ほか)
日本人という存在―座談会(白洲次郎・河上徹太郎・今日出海)
プリンシプルのあった人―辻井喬

著者等紹介

白洲次郎[シラスジロウ]
1902(明治35)年、兵庫県芦屋の実業家の次男として生まれる。神戸一中卒業後、イギリス・ケンブリッジ大学に留学。帰国後は英字新聞記者を経て商社に勤務するが、’43(昭和18)年、日本の敗戦を見越して鶴川村(現・東京都町田市)で百姓となる。’45年、吉田茂に請われて終戦連絡中央事務局参与となり、日本国憲法成立などに関与。その後、貿易庁長官に就任、通商産業省を誕生させる。以後、東北電力会長などを務め、’85年逝去。妻は白洲正子(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ykmmr (^_^)

164
私の中では、『歴史上の人物』トップクラスの『イケメン』(ただの好み⁇)しかし、そう思うのは、彼の『姿』にもある訳。彼が「現代にいたら?」というようなスピーチを纏めた本。現代の大砲『文春』殿に、『忖度』・「よくある政治家の有様」ネタを投げて、彼節で切り倒す姿が見られるからだ。吉田茂の片腕姿でありながら、引くところはきちんと引き、我を通す姿は、やはり彼の魅力。きちんと発言に『筋』を通している。確かに、日本人には中々ない姿なのかもね。まあまあ、自分がイケ男だからって…。みたいな発言もありだが…そこはね。2023/01/07

seacalf

92
数々の伝説を残した白洲次郎氏が、文藝春秋等に寄せた文章をまとめたもの。すべてを鵜呑みにはできないが、忖度が蔓延る政治に真っ当に物申す様は実に痛快。現代においても通用する批判ばかりで、格好いい日本人と評されたのも頷ける。戦後の新憲法で天皇を象徴としたのは彼に由来があるのには驚いた。東北電力会長でもあった白洲氏の別荘は、ダム建設の労働者達の飯場を解体した木材で作られたというのは彼の人柄が窺われてホロリとする。この一冊で白洲次郎のすべてを知る事は出来ないが、現代人をも心酔させる魅力溢るる人物だと再確認できた。2022/05/31

ムッネニーク

84
43冊目『プリンシプルのない日本』(白州次郎 著、2006年6月、新潮社) GHQから「従順ならざる唯一の日本人」と呼ばれたと伝えられている男、元終戦連絡中央事務局次長の白州次郎が.、1951年から1969年までの間に発表したエッセイをまとめたもの。 「プリンシプル」=原則に基づく行動を是とした白州が、暗愚な為政者や乞食根性に染まった日本人の精神性をバッサバッサと叩き切る。 歯に衣着せぬ彼の言葉は、民主主義が機能不全に陥っている現代にこそより強く響く。 〈人を殺して、いいことなんかないよ、ほんとに〉2024/03/31

mae.dat

71
奥さんがカッコいいじいさんとして教えてくれた。 怒っている。自身の考えを自身の言葉で言わない。面と向かって言わない。ってのが大嫌いなんだね。意見が対立するのは問題ないと言うか、あり得ることと理解しつつ。多分。 二次大戦勃発と敗戦を早々に予測するのすごいな。そういう情報収集能力と分析力、そして行動力羨ましい。凡人儂は羨むだけ。(´๑•_•๑)。2020/05/23

HIRO1970

65
★☆★日本人と欧米人のロジックの違いだけでなく、欧米人の行動力を身に付けていたと思われる白洲さんは日本風の『なあなあな態度』や『頬かむり』、論理の帰結のはっきりしないあいまいな決断を許せなかったのですね。やるべきこと、辞めるべき時期も始める前に想定して着手する。旧来の日本人的な考えとは真逆の発想であり、あるべき姿を先ず考え今出来ることに着手する。また地位や名声が目当てではない所が際立っています。当時こんな風に『歯に衣着せず』で生きていれば多方面から相当の妨害があったであろうことは想像に難くありません。2013/09/24

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