内容説明
そこが偉かったのか!最新統計学を駆使して、「白衣の天使」になったナイチンゲール、マフィアの大ボスの姐さんといい仲だったケネディ、勝利を重ねても妻に浮気されたナポレオン、青春時代はホームレス同然だったヒトラー、「三国山脈を削れば新潟には雪は降らない」と言った田中角栄…。小市民的道徳を超えたカリスマたちの凄さと強烈な信念そして先見性を読み解く一冊。
目次
「ヒトラー」の巻―ドイツっていうのは、ユダヤ人差別をしていなかったのね、伝統的に―。
「ケネディ」の巻―そもそも、ケネディが大統領になれたのは、マフィアの協力でだったといわれている―。
「田中角栄」の巻―議員に初立候補したときに、三国山脈を削ってしまえば、新潟に雪が降らなくなる、と演説したという―。
「ナイチンゲール」の巻―いまだに「白衣の天使」のイメージが世界中に浸透しているんだから、プロパガンダの天才ですよ。―
「スターリン」の巻―スターリンやレーニンというのも活動上の名前で、本当の自分は捨ててしまったわけ。党のためには人格なんて無に等しい―。
「カエサル」の巻―とにかく寛容というか、度量が大きかった。敵はもちろん、一度裏切った人間でも、降伏してくれば許したし―。
「ガンジー」の巻―ガンジーにとって、「独立」というのは、イギリスからの独立ではなくて、植民地や帝国主義を可能にしてきた産業革命以降の文明全体からの独立だった―。
「ナポレオン」の巻―ナポレオンの作戦は大胆なんだけど、そのために情報収集を徹底してやった。ナポレオンの治世というのは、諜報活動が飛躍的に進歩した時代で―。
「カトリーヌ・ド・メディチ」の巻―カトリーヌは、パリをヨーロッパで一番壮麗な街にし、もっとも料理がおいしく洗練された商品が揃い、美しい女たちがいる待ちようにしようとしたわけ―。〔ほか〕
感想・レビュー
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金吾
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出世八五郎
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