新潮文庫
オバはん編集長でもわかる世界のオキテ―福田和也緊急講義

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  • サイズ 文庫判/ページ数 180p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101261225
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0130

内容説明

ODAを「オダ」と読み、野村証券の窓口氏に「ダウちょうだい!」とのたまった編集長から個人教授の呼び出しがかかった―。想像を絶する無教養ぶりに、福田センセイも大苦戦!途中からサル似デスクやコギャル編集者も生徒に加わり、脱線気味の講義はつづく…。アフガン攻撃のホントの理由や中国の怖さ、日本国憲法に秘められたウラの意図まで、世界のヘソを一冊で総まくりする爆笑講義。

目次

第1部 オバはんでもわかる「ニッポン」
第2部 オバはんでもわかる「アフガン攻撃」
第3部 オバはんでもわかる「日本国憲法」
第4部 オバはんでもわかる「中国」
第5部 オバはんでもわかる「特別補講」

著者等紹介

福田和也[フクダカズヤ]
1960(昭和35)年、東京生れ。’93(平成5)年『日本の家郷』で三島由紀夫賞、’96年『甘美な人生』で平林たい子文学賞受賞。文学を論じ時局を論じ社会風俗を論じ、その批評活動は多岐にわたる
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

出世八五郎

4
本書は確かおつまみ程度に歴史と人物を評論したもの。簡潔にまとめてあるから面白かった記憶あり。今でゆう高山正彦的なお手軽な面白さがある。戦前ドイツ(※プロイセン?ワイマール?)は他国で迫害されていたユダヤ人を保護目的で入国をしてあげたとか書いてあった。メカラウロコ。

寛理

2
☆☆☆ 露悪のきわみで、そこはある意味でいいと思う。最初の方に「仁義なき戦い代理戦争」の話が出てくるが、まさに「仁義なき戦い」のような語り口で国際情勢を語った本である。あと表紙に写ってるのが福田和也だと思ってる人がいて笑ってしまった(中瀬ゆかりだよ)。2019/10/23

あめこー

2
自分がまだまだ子どもで社会情勢なんて興味もなかった頃の出来事の裏側が知りたくて、でも真面目すぎるオカタイ話には興味なくて……福田和也はそんなひねくれ者の僕にも分かるように9.11や憲法改正、中国の国家情勢なんかを楽しく教えてくれました。2012/11/13

amanon

2
とりあえず表紙に写った著者には絶句した(苦笑)。でも意外に見られるのが、却って不気味か?それはともかくとして、この本が出版されたのは六年前(平成十四年)ということだが、まあ今でもそれなりに読むに耐えるか。この時点で当時の小泉首相に対して冷ややかな評価を下しているのはやはり鋭いか?後、憲法九条については、内田樹氏と一度討論してもらいたいと思った。2008/09/19

ニールキャサディ

1
再読。ちょっとネタが古いが、相変わらずの福田節が可笑しい。日本の本質的な問題は今も変わっていないため、議論としても有効なのだが、変わらなすぎの日本に気付かされ、改めてゲンナリする。2012/09/14

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