新潮文庫
大江戸“奇人変人”かわら版

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101163314
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0121

内容説明

ちょんまげ時代は、「個性派」の時代だった?吉原遊びで十五万石を棒に振ったお殿様、怪力を武器に芸人へ転身した遊女、生前に死亡通知を出した絵師―等々、八百八町を騒がせた人々が総登場。奇人変人は、厳しい封建制の中でも、たくましく我がままに生きる。町人、芸人から学者、大名まで、その偏った奇行、飛びぬけた変転の人生を余すところなくご報告。抱腹絶倒の人物伝。

目次

気ままに生きた異色大名
二足わらじの江戸文人
科学の先端を目指した名医
庶民を楽しませた人気者たち
心のままにぶらぶら歩く
星に魅せられた市井学者
遊興に生きた男たち
ものづくりに賭ける情熱家
異能ぞろいの大江戸芸能界
放浪暮らしをする奇才たち
元祖ガーデニングの人びと
江戸雀を騒がせた吃驚人間
石・草木・雪に惹かれた好奇心
奇行の多い剣士たち
ひと癖ある江戸の芸術家
数学に没頭の生涯
凝り性ばかりの江戸出版事情

著者等紹介

中江克己[ナカエカツミ]
1935(昭和10)年、北海道函館生れ。思潮社、河出書房新社などの編集者や染織文化誌「藍」編集長を経て、ノンフィクション作家となる。江戸関係、染織関係を中心に著述を行なう
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

11
八百八町を騒がせた人々が総登場。奇人変人は、厳しい封建制の中でも、たくましく我がままに生きる。町人、芸人から学者、大名まで、その偏った奇行、飛びぬけた変転の人生を余すところなくご報告。(カバーより)2014/04/14

左近

0
タイトル通りのぶっ飛んだ奇人から、ちょっとした趣味人まで、江戸時代の“目立つ人々”を紹介。非現実的なエピソードについて「実に不思議なことだ」程度で終わらせているのは、かわら版という形式を意識したからだろうか。その裏にあった真実を追究したら面白そうなのだが。好奇心や道楽を極めることが職業として成立するのは、日本独自のものであるらしい。ふ~む…そう…なのかな?『甲子夜話』と『翁草』は、いつか全巻読破してみたいと、ずっと思っている。2014/02/16

葉月 

0
表紙絵に惹かれて(笑)「しゃばけ」シリーズでお馴染みの柴田さんの絵は本当に可愛い♪ 本はサラッと読めました。2013/12/22

うたたね

0
そこそこ自由が当たり前。。。という、現代日本の自分が、歴史的背景の下準備なしで読んだのが失敗でした。(汗)少なくとも、ぶっ飛ぶことはできなかったので。さらっと読了です。2013/10/12

はみ餅

0
発明おじさんの和製イカロスや日本初の国産の暦など地味な天才が満載。全編にわたって登場する大田南畝の顔が広すぎる。2020/11/17

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