文庫か   6- 4<br> 西郷と大久保

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文庫か   6- 4
西郷と大久保

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  • 商品コード 9784101157047
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

茫乎とした外貌の下に激情を秘めた熱誠の人西郷吉之助と、冷徹にして情に溺れることのない智謀の人大久保一蔵。私心を滅して維新の偉業をなしとげ、同じ憂国の思いから征韓論で対立しついに袂をわかつ二人の英傑。その相補い相競う姿を、複雑な藩情、迫りくる外国の圧力、刻々移る多難激動の時代の中に、その肌に触れ息づかいを聞くように生々とまた敬愛の思いをこめて描く快作。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イプシロン

27
入水自殺未遂、二度の遠島、寺田屋事件、征韓論などに焦点を当てて西郷の人間性を描き出している。大久保の資質や二人の友情も描かれているが、西郷のほうが一枚も二枚も大きく見えた。著者が鹿児島出身だから贔屓目かといえば、決してそうとはいえない。非常に冷静に事実を書いている。心に深々と感じいったものがあるが、このスペースでそれを語れるはずがない。それが西郷隆盛という人の凄さであろう。一言でいえば無私無欲で勇気のある人なのだろう。海音寺がそれを伝えんとしていることは筆ぶりからひしひし伝わってきた。人望とは勇気の異名。2015/12/13

日の光と暁の藍

19
「石を積んで」の章から、この作品に急激に引き込まれた。島津久光に近づく決心をした大久保一蔵(大久保利通)。彼は、いかにして久光に近づけるか自分の頭で考え、一つ一つ行動に移していった。「これで、石を一つ積んだ」と。この地道な営為を描く所に、今まで読んできた歴史小説とは異なる、本物の歴史小説を読んだ気がする。維新の志士たちが、井伊直弼の圧政に対して立ち上がる、その空気と情勢作り。そんな見逃してしまいそうな当たり前だけど当たり前だと思ってはいけない、地道な努力による歴史の作られ方を描くその筆力に、大変感嘆した。2015/02/08

はるまさ

11
幕末期の高崎崩れから寺田屋騒動まで、と明治政府での征韓論対決がメイン。NHK大河の「翔ぶが如く」が好きだったので、読みながらドラマ中のシーンが頭の中に度々浮かんでくる(司馬遼太郎の小説の方は読んだことないのだが)。寺田屋騒動の時の森山父子の死はドラマで見ても文字で読んでも哀しすぎてやっぱり泣ける。海音寺氏の他の作品もそうだけど、歴史とその歴史の中を生きた人々への愛情が文章に溢れていて、良かった。2014/04/21

makimaki

10
一番知りたかった戊辰戦争と西南戦争については数行!これはちょっと思惑違い。倒幕へ向かう薩摩藩での出来事は時系列に事細かにたくさんの登場人物と供に書かれているが、肝心の西郷は島流しにあったりしていないのですねぇ。しかし、まったく違ったタイプの二人が、それぞれのやり方で国のために動いていたことはよくわかった。2016/01/13

ペロ

8
西郷と大久保のという二大巨頭のキャラの違いに焦点を当てた作品。陽気で猪突猛進だけど根気がなく諦めも早いのが薩摩人気質だそうですが,西郷は典型的な薩摩隼人であるのに対し,大久保は最もかけ離れているようです。西郷が全力疾走する花形スプリンターとすれば,大久保は不屈の精神で走り続けるマラソンランナーだ。動乱期には大久保みたいな人間も必要なのかもしれないけど「大事を成すためには小さな恩義など見捨ててよい」という大久保のスタンスはやっぱり嫌だ。政治家にもラブがないとね。2018/02/15

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