内容説明
強靱な精神と類稀なる秘術を備えたその異形の相貌の忍者の名を「鴉」という。貴人、天才の血を加え、脈脈と受け継がれていく「鴉」の血。専横の将軍足利義教の弑逆、剣聖塚原卜伝の秘剣会得、町奴幡随院長兵衛の男意気、国定忠治の乱行渡世、それらすべての陰に「鴉」の血塗られた狂気の業があった。室町南北朝から江戸末期まで、五世紀にわたる天才忍者の暗躍を描く傑作伝奇小説。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakmas
10
想像型歴史小説、なんていいながら歴史の物語なんて多少に限らず想像の産物か。 忍者からすが歴史の綿々と続く各場面で黒幕を演じている。 この立ち位置は西洋なら石工、日本なら忍者というのは、なんとなく納得できる。2018/11/25
gachi_folk
2
忍者小説の醍醐味は、著者の圧倒的な想像力。柴錬はすごい！2010/11/26
冬至楼均
1
どことなく陰謀史観くさい。だがそこが良い。2011/12/21
辺野錠
1
久々に再読。意外な人が鴉の血を引いていてビックリ。最初の話に出てくる絵巻は非実在絵巻なんですよね？ これで終わりかよ！ってな話がなんだかなー。独白の形とか話も色んなタイプがあって面白い。2010/07/18
なんと
0
2000/01/182014/12/24
