内容説明
アメリカ―CIAの対日工作は、GHQの占領体制後も絶え間なく続いた。東西冷戦により、CIAは日本での反共工作を活発化させ、吉田茂、岸信介、佐藤栄作など、歴代の首相に対する政界工作を行う。60年安保、沖縄返還、そして現在の北朝鮮問題まで、日米外交の裏面に隠れた工作の数々が明らかにされる。情報工作という視点から、日米関係の真相と深層に光をあてた迫真の調査報道。
目次
第7章 反共工作基地(チャイナ・ミッション;ハワード・ハントの冒険 ほか)
第8章 政界工作(日本情報機関の父・吉田茂;敬遠された鳩山と石橋 ほか)
第9章 情報戦争20世紀から21世紀へ(CIA東京支局;狙われたCIAオフィス ほか)