内容説明
思えば、阪神の優勝というのは、いつも忘れた頃にやってくる―。虎ファンとなって半世紀。ある時はヨガのポーズで念力を照射、ある時はユンケル片手にテレビに絶叫。狂おしく勝利を祈るも、負け負け勝ち負けまた負け…と続く日々。だが、打ちのめされればされるほど、虎魂は燃え上がる!今年こそと祈り続けた激動の年月を振り返り、新たな活躍を期して放つ熱血応援エッセイ。
目次
1章 夢の快進撃2003
2章 鬱で迎えた「トホホな優勝」
3章 我が「タイガース人生」1962‐1976
4章 それでもやめられない「タイガース人生」1977‐1992
5章 猛虎「名・迷選手」列伝
6章 戦い終わって、腰痛くて
著者等紹介
北杜夫[キタモリオ]
1927(昭和2)年、東京青山生れ。旧制松本高校を経て、東北大学医学部を卒業。’60年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)などの小説を発表する一方、ユーモアあふれるエッセイでも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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