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新潮文庫
やれば、できる。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 201p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101070216
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0140

内容説明

中学1年で小児マヒ、音楽家と陸軍幼年学校入学の夢挫折。猛勉の末入学した物理学科の成績ビリ、でもアメリカ留学の夢を勝ち取る。カミオカンデ建設の際には腕力・ウラワザの限りを尽くして、予算獲得に奔走―ノーベル物理学賞受賞も凄いけど、小柴センセイのこれまでの人生はもっと凄い。いまや伝説の東大卒業式の祝辞と、大学卒業時の成績表を収録。

目次

第1章 なぜか物理の道へ
第2章 成績どん底の大学時代
第3章 夢のアメリカ行き
第4章 カミオカンデへの道
第5章 十七万光年の彼方からの贈り物
第6章 日本人よ、胸を張れ!

著者等紹介

小柴昌俊[コシバマサトシ]
1926(昭和元)年、愛知県生れ。’51年東京大学理学部物理学科卒業。’55年米国ロチェスター大学大学院修了。’70年東京大学理学部教授に就任。’87年退官後は東京大学名誉教授。カミオカンデに代表される宇宙線実験や世界最高エネルギーの電子・陽電子衝突型加速器を用いた実験を行い、素粒子物理学において常に世界の最先端を歩み続ける。2002(平成14)年ノーベル物理学賞を受賞。勲一等旭日大綬章、ドイツ大功労十字章、仁科記念賞、朝日賞、日本学士院賞、文化勲章、ウルフ賞なども受賞している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マジョラム

13
小柴さんが周りの人を大切にする人だからこそ、あのような賞もきっともらえたんだと思う。本人の努力ももちろん素晴らしいけど,東京大学でびりでも卑屈にならなかった、そういうことでも偉いと思う。2021/05/05

おせきはん

12
ノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊博士の自伝です。「研究者ならば、今は駄目でもいつかは実現してやるという研究の卵を、三つか四つ考え続けよ」と日頃から学生に言われているとのことでした。卵(将来の目標や夢)を温めることは、研究者に限らず、誰にとっても大切だと思いました。また、恩師や研究を支援する人々など多くの人々との出会いを「幸運」と感謝される姿勢にも、学ぶことが多くありました。2018/06/16

Z

7
良書。▶︎小柴さんだけではなく、縁はなんだかんだみんなに平等に訪れている。その縁をどうするかはその人次第。人との巡り会いにこれでもかというほど感謝し、活かしている小柴さんは素晴らしい。ほんの小さな縁にも感謝して、大事にしながら生きていきたいなぁ。すでに出会ってる縁にも、当たり前になって忘れかけてる縁にも感謝しよう。まずは一番近しい人から。 ▶︎お金が足りなかったら工夫する。満ち足りていれば工夫を怠ってしまうし、少し足りないぐらいがいいのかもしれない。2016/05/13

二夢

7
読むと本当に「やればできる」と思える本。小柴さんは幼いころに小児マヒにかかられ、黒板に字を書くのが苦手だったそう。ノーベル賞受賞はすごいけど、それこそ「できるまでやった」結果なんでしょうね。尊敬します!2013/04/04

文章で飯を食う

7
ずいぶんと開けっぴろげに、いろいろと書かれていておもしろい。苦労もしたはずだが、とても明るく書かれている。元気が出てくる本。2012/09/14

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