新潮文庫<br> 雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (改版)

個数:
電子版価格
¥506
  • 電書あり

新潮文庫
雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (改版)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年03月29日 02時20分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 212p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101001395
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報



村上 春樹[ムラカミ ハルキ]
著・文・その他

内容説明

「女」と名のつくものはたとえ動物であろうと入れない、ギリシャ正教の聖地アトス。険しい山道にも、厳しい天候にも、粗食にも負けず、アトスの山中を修道院から修道院へひたすら歩くギリシャ編。一転、若葉マークの四駆を駆って、ボスフォラス海峡を抜け、兵隊と羊と埃がいっぱいのトルコ一周の旅へ―。雨に降られ太陽に焙られ埃にまみれつつ、タフでハードな冒険の旅は続く!

目次

ギリシャ編―アトス‐神様のリアル・ワールド(さよならリアル・ワールド;アトスとはどのような世界であるのか;ダフニからカリエへ;カリエからスタヴロニキタ ほか)
トルコ編―チャイと兵隊と羊‐21日間トルコ一周(兵隊;パンとチャイ;トルコ;黒海 ほか)

著者等紹介

村上春樹[ムラカミハルキ]
1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。’79年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『国境の南、太陽の西』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)がある。『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』などの短編小説集、エッセイ集、紀行文、翻訳書など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

155
村上春樹の紀行文は初読。それにしてもハードな旅だ。沢木耕太郎の『深夜特急』にも負けてはいない。ギリシャでは、アトス半島を海岸沿いにひたすら歩き、猫と一緒に黴付きパンに酸っぱい豆のスープを食する。トルコではクルディスタン最奥の地を行く。もう、プロブレムだらけだ。しかも、ちょっと間違えると帰っては来られないほどの。一見したところは軟弱そうに見えかねない村上春樹だが、なかなかどうして見事にタフである。2012/06/24

mura_海竜

139
久々の村上さんの紀行本。ギリシャとトルコ。それも辺境。写真などはほとんどなく文章に頼る。1988年9月ごろ、ギリシャから入り(4日間)、トルコへ(21日間)。ギリシャは宗教的聖地アトス、修道院巡り、歩いて回る。トルコは黒海沿岸、道無き道を車で。アトスの甘いルクミとコーヒーとウゾーの3点セット。最初は毛嫌いするも、徐々に受け入れる。トルコの食べるものの表現がとても良く、美味しそう。トルコの大変親切な人柄、紛争地域に近い殺伐とした雰囲気が伝わる。「旅行とはその土地の空気を吸い込むこと」。同行は写真家の松村氏。2017/04/06

ハイク

134
著者は紀行文を書くのが好きだ。世界の辺境地が特に好みだ。文明地から離れ環境、文化、宗教等特異な物や人々に好奇心を持っているからに違いない。場所はギリシャの辺境地アトス半島で、ギリシャ正教の聖地で女性禁制の地である。この地に外国人の異教徒が立ち入るには政府から特別のビザが必要である。もう一つはトルコである。車に乗って時計回りで国を一周する。トルコは西洋と東洋の間で種々の文化がある。「ただトルコに来てぐるっと回って土地の人々や姿を見てみたい」と著者は書いている。文章は面白く旅が魅力的であることを教えてくれる。2016/08/20

buchipanda3

109
ギリシャとトルコの旅行記。観光というより観光に不向きな異郷の地に入り込み、思いもしない苦難を敢えて体験して唖然となりたいという感じの内容で面白く読めた。当人は敢えてではないと言いそうだが。文章もコミカルなストイックさがあり思わずニヤニヤと。アトスというギリシャ正教の聖地の暮らしは未知なもので、さらに食事の寸評が意外と面白い。トルコ編もそうだったが、現地の人たちのとの何てことないやり取りからその地のリアルな空気感を味わえた。苦境な場所ばかり向かうのは小説の虚構の世界から現実へ著者自分を戻すためかもと思った。2021/06/19

抹茶モナカ

103
ギリシャとトルコの旅行記。旅への動機等の記述もないままにギリシャ旅行が始まって、「おや?」という感じがした。放り込まれた感覚で、村上春樹さんの本にしては不親切。ギリシャはハードな旅だったのが伝わって来て、トルコは食事情が改善されたせいもあるのか、色彩が感じられる紀行文。最後に奥さんと電話で話すシーンが、じんわりとして良かった。2015/07/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/523217
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。