出版社内容情報
若き教師にあてた手紙形式の教師・教育論！ 教育史上の名著ザルツマンの『かにの本』の翻訳書（子どもを責める前に大人が子どもにとっている態度に注目しなければならないのではないかと具体例をあげて説いている）を、よき教師であろうとする三四郎君あての手紙形式で書かれた教師論・教育論。二著ともに、教師と父母への〈子どもをどうしたら善くすることができるか〉についてのよき手びき書といえよう。
〔かにの本〕 父母と教師に訴える 子どもに嫌われる方法 子どもが親を信用しないようにする方法 子どもに軽蔑される方法 子どもに兄弟を憎ませ、嫉妬させる方法 子どもの人間愛の心を枯らす方法 子どもを残酷にする方法 子どもに復讐心をいだかせる方法 子どもに嫉妬を教える方法 子どもが他人の不幸をよろこぶようにする方法 信仰のちがう人を嫌わせる方法 子どもを芸術や科学から遠ざける方法 勉強を嫌いにさせる方法 子どもの才能を台無しにする方法 子どもをわがままにする方法 子どもをうそつきにする方法 子どもに人をそしる習慣をつけさせる方法 子どもを不平家にする方法 子どもを強情にする方法 子どもに幽霊を見させる方法 子どもにみだらな行いを教える方法 子どもを食いしんぼうにする方法 向上の意欲をなくさせる方法 子どもにむだづかいを教える方法 子どもを馬鹿に育てる方法 子どもをぶしょう者にする方法 子どもを見え坊にする方法 子どもを怠け者にする方法 子どもをけちんぼうにする方法 親の教訓を受けつけないようにさせる方法 子どもを悪くするための一番手がるな方法 あとがき 〔ありの本〕 三四郎君へ （第1章）教育について 1.教育につ
内容説明
子どもを責めるまえに親と教師が反省すべきこと。子どもがもっている欠点についてはまずわれわれ親や教師に責任がある。では、どうすべきか。―若き親と教師におくるすぐれた〈教師・教育論〉！
目次
かにの本（父母と教師に訴える；子どもに軽蔑させる方法；子どもに兄弟を憎ませ、嫉妬させる方法；子どもの人間愛の心を枯らす方法；子どもの才能を台無しにする方法；子どもを悪くするための一番手がるな方法 ほか）
ありの本（教育について；教師について；学校について；子どもについて；教育の力学；教師にとっての現代と科学について）
