出版社内容情報
ペンギンのぼくは、ママにものすごくどなられたショックで、からだがバラバラになってしまいます。足だけになったぼくを助けてくれたのは……。ドイツの人気絵本作家の大胆なストーリーとほのぼのとした絵が魅力の絵本。
橋本 香折[ハシモト カオリ]
翻訳
ユッタ・バウアー[ユッタバウアー]
著・文・その他
内容説明
母と子の心がひとつになる絵本。
著者等紹介
小森香折[コモリカオリ]
1958年東京生まれ。青山学院大学で西洋史、学習院大学でドイツ文学を学ぶ。ドイツ留学を経て現在は同志社大学のドイツ語教員。「ぼくにぴったりの仕事」で第12回、「トーマスの別宅」で第14回小さな童話大賞(毎日新聞主催)を受賞。橋本香折の名前で、著書に「そばにいてあげる」「きょうりゅうサイダー」「五月の力」、訳書に「色の女王」など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
75
お母さんに怒鳴られて、頭、羽、胴体、くちばしがバラバラになってしまったペンギンの子どものお話。足だけになって、バラバラになった体を探して砂漠をさまようのは、なかなかつらいシーン。我が家でも、最近、娘のいたずらが過ぎて思わず大きな声が出ることがある。たいていは、娘の方がハイテンションで、まったく怒られている自覚がないのが困ったものだが、それに救われてもいるなあと思った。2014/08/30
パフちゃん@かのん変更
35
さて、何をやらかしたのやら。ママに怒鳴られて体中バラバラになって吹っ飛ぶとはまた大胆な発想。結末はハッピーエンドでしたが・・・2014/09/13
ナヲ
30
前に読んだ時にはその面白さがいまいちよくわからなかったけど、今日子どもと読んだら、その面白さや温かさがじんわりきました。怒られてもやっぱり大好きなんだろうな。2019/07/08
aiaimo`olelo
29
怒鳴られると自分がバラバラになって飛んでいくような感覚、わかるなぁ。そのくせ、息子にはたくさん怒ってきたし怒鳴ってきたし、7歳になった今でも怒ってる。そのたびに、ものすごい自己嫌悪に陥る。でも、息子はこの絵本をケラケラ笑いながら見てた。「ママは本当はこの子のこと好きなんだよ。だって最後にくっつけてたからね!」 この絵本ではくっつけていたのはママだけど、わが家の場合は私が息子をくっつけ、そして息子も私をくっつけてくれる。 いろんな気質の子がいるし、子育てをする親が負ってる背景もそれぞれ異なる。そりゃあ、怒ら2022/05/28
yumiha
26
おこりんぼのママとその子どもの攻防戦かな?ちゅう予想は見事に外れた(^-^;このママの怒りは、ものすごい。なんせ子どもの身体がバラバラになってしまうくらい。そのバラバラの身体を探す子どものお話。いやはや驚きました。2018/11/07