出版社内容情報
なかやみわ著『きりかぶ』シリーズ第二弾
「はじめまして! わたしはきりかぶの おばあさんです」。きりばあちゃんは、たんぽぽとともだちになりますが、やがてたんぽぽもしぼんでいきました。ある日のこと、たんぽぽは白いわたぼうしをかぶって起き上がります。それでも強い風に吹かれていっしゅんでいなくなってしまったのです。季節がめぐり暑い夏になるとせみのこがきりばあちゃんによじのぼって美しいせみに姿を変えました。そして秋になるとむしたちがやってきて、まいにち演奏を始めます。冬には雪が降り始め、きりばあちゃんも真っ白に。いつの間にか眠ってしまったきりばあちゃんが目を覚ますと、あたりはすっかり春になっていました。そこには、わたげになってとんでいったたんぽぽが花になってまた戻ってきていました。
【編集担当からのおすすめ情報】
5月発売既刊の「きりかぶのきりじいちゃん」と今回の「きりばあちゃんのともだち」、10月に発行予定の「きりじいちゃんときりばあちゃん」のきりかぶ三部作は、心を育てる絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mug
54
きりじいちゃんに続き、切り株シリーズ♥町の様子や遠くの山を眺めて過ごした“木”の頃とは全く違う日々。 たんぽぽの“ぽー”との出会い、別れ。季節は春から、夏、秋、冬と流れていき、雪が溶けると…。自然の流れを受け入れるのは、寂しい時もあるけれど…いつでも温かく見守ってくれる“おばあちゃん”のイメージにピッタリ😊2021/02/23
たーちゃん
34
歳をとって木から切り株になったきりばあちゃん。お友達のたんぽぽのぽーとのやりとりがとっても優しい。そしてたんぽぽがしおれるところでこちらも悲しい気持ちに。最後の最後まできりばあちゃんの優しさに包まれて温かい気持ちになりました。息子も途中で話しながら楽しく聞いていました。2020/11/11
ヒラP@ehon.gohon
26
切り株になってしまった木のきりばあちゃんは、高くそびえて頃に見ていた風景や友だちとは会えません。 でも、地面に近いところで、新しい友だちに会うことが出来ました。 何となく老後を思わせるような展開ですが、きりばあちゃんがしあわせそうで、微笑ましく感じました。 高齢者向けにも良いかも知れませんね。2020/10/06
どあら
19
図書館で借りて読了。カワイイお話です。2020/09/05
縞子
12
夏休み23冊目。音読。途中、虫が出てくるので喜ぶかな?と思っていたら大当たり!2021/08/11