小学館ライブラリー<br> バウッダ - 仏教

小学館ライブラリー
バウッダ - 仏教

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  • サイズ A6判/ページ数 486p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094600803
  • NDC分類 180
  • Cコード C0315

出版社内容情報

仏陀とは? 仏法とは? 釈尊の思想を阿含経典の中にさぐり、大乗仏教、密教へと変貌をとげる「仏教」の実像を、膨大な経典群から明らかにする労作。日本人の仏教観がいかに歪められていたかを鋭く検証。

日本人の大半はみずからを仏教徒と思い、仏教徒ならずとも、先祖供養を仏事でおこなっている人が多い。そして、仏教が釈迦によって始められた宗教であることも、なんとなく知っているつもりでいる。しかし、現代の日本人はどれほど仏教の知識をもっているだろうか? いな、現代の日本人だけではない、仏教が生活のすみずみにまでしみとおっていた明治時代以前の日本人も、どれだけ仏教の本質を認識していたか、はなはだ疑問である。この疑問に鋭い問いかけをし、仏教の膨大な文献の森に踏み入り、釈迦の教え、仏教の歴史、仏教の哲学をつぶさに検証したのが本書である。 筆者らはまず、原始教典アーガマ(阿含教典)のなかに、釈尊の真の教えとは何かをさぐり、アーガマの思想の根底をなす、苦、無常、無我、法、ニルヴァーナ(涅槃)等について考察をする。また、釈迦入滅数百年後に登場する部派仏教や大乗仏教の思想、およびそこに現われる仏・菩薩について考察をすすめ、日本仏教の源流が、じつは釈迦入滅後数百年後に現われた新たなる仏教、仏・菩薩であることを確認する。本書はこうした日本仏教の独自性や特異性を指摘するのみでなく、仏教の壮大な全貌を知るうえで、また考えるうえで、得難い

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