出版社内容情報
殺人ウイルス「エボラ」制圧を描いた話題のドキュメンタリー。
脳、内臓を溶かし、目、鼻、口など、体中の穴という穴から血の滴が滲み出る奇病発生。アメリカの首都ワシントン近郊の町、レストンのモンキー・ハウスに突如出現した、恐怖の殺人ウイルス「エボラ」。その致死率は90%。核攻撃さながらの最高度機密保持態勢のもとに展開された、「エボラ」制圧作戦の全貌を描き出した迫真のノンフィクション。感染の恐怖に耐えながら、ウィルス制圧に命を賭ける兵士や学者の素顔に迫る!!。
内容説明
脳、内臓を溶かし、目、鼻、口など、体中の穴という穴から血の滴が滲み出てくる…。アメリカの首都ワシントン近郊の町、レストンのモンキー・ハウスに突如出現した、恐怖の殺人ウイルス「エボラ」。その致死率は九十パーセント。感染者十人のうち九人は死に追いやられる!核攻撃さながらの最高度機密保持態勢のもとに展開された、「エボラ」制圧作戦の全貌を余すところなく描き出した、“ホラー小説よりはるかに怖い”迫真のノンフィクション。感染の恐怖に耐えながら、ウイルス制圧に命を懸ける兵士や学者の素顔も鮮やかに描き出される。
目次
第1部 エルゴン山の影
第2部 モンキー・ハウス
第3部 制圧
第4部 キタム洞窟
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポルトン
32
現在人類が最も警戒しているウイルスであるエボラ! 逆転写酵素を持つRNAゲノムのレトロウイルス。 アフリカ、ドイツ、アメリカでつぎつぎに発見された同一種のウイルスの正体と発生源を突き止めるために奔走する科学者達にスポットをあてたドキュメントでした。 多少、著者の脚色も見えますが総じてエボラ出血熱を発症した患者さんの症例が凄まじいと感じました。2018/04/21
ジュール リブレ
8
エボラの恐怖をまざまざと。しかも、これが実話、ガチガチのノンフィクションってところが笑えない。遠いアフリカの話だけかと思ったら、アメリカ・ワシントンDCのそばで起きた大流行。一つ間違えていれば日本だったのかも。2013/02/19
tea
2
15年位前に読了。ドキドキさせる展開で一気に読める。ウイルスってどんなものか何となくわかった気がした。変異したり急に広がったり、急速に終焉したりする。つかみどころがない。
かっちん
1
ノンフィクションでありながら、まるで一級のサスペンスのようなストーリー。恐さと緊迫感は現実ならでは。最近また流行の兆しが見える病気ですが、人類の英知で克服して欲しいです。2019/07/23
mn
1
体の中身がどろどろに溶けて「炸裂」するエボラ、怖すぎる。2014/10/10