- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
出版社内容情報
金子哲雄さんの切なく愛しい死の記録
2012年10月、「肺カルチノイド」という急性の難病により、41才という若さで急逝した流通ジャーナリスト、金子哲雄さん。死期を悟った金子さんは、会葬礼状まで生前に用意して、自分の葬儀を自分でプロデュース、自らの死をも「流通ジャーナリスト」としての情報発信の場にしたのでした。まさに、みごとというほかないその最期・・・。しかし、彼が「余命0」宣告を受け入れて死の準備を整えるまでには、乗り越えなければならない悲しみ、苦しみ、そして何より、最愛の妻を残していくことへの葛藤がありました。死の1か月前から、最後の力を振り絞って書き上げた本書には、その一部始終が綴られています。
【編集担当からのおすすめ情報】
金子さんのマネージャーから担当編集者宛てに、「金子さんが肺カルチノイドという病気を患い、もう助からない。本人が会って話したいと言っているので来てほしい」という連絡を受けたのは、亡くなる1か月前のこと。40代で死ぬということがどういうことか、妻に何を残せるのか、気持ちにどんな変化が起きるのか・・・金子さんはそれらを書き残したいと言いました。本書は、明日、命が絶えるかもしれない日々の中で、金子さんが命を振り絞るように綴った最後の著書です。
金子 哲雄[カネコ テツオ]
著・文・その他
内容説明
突然の余命宣告。絶望の中でやがて彼は「命の始末」と向き合い始める。その臨終までの道程はとことん前向きで限りなく切なく愛しい。これは41歳で急逝した売れっ子流通ジャーナリストの見事な死の記録である。
目次
第1章 流通ジャーナリストと名乗って(数学の勉強はやめる―高2の決断;石の上には1年でいい―腰かけ会社員生活 ほか)
第2章 昼も夜も時間が足りない(一致した「嫌い」―妻が最初の視聴者;女性週刊誌からテレビへ―競争相手の少ない世界 ほか)
第3章 発病。あふれてしまう涙(9センチの腫瘍―病院で門前払い;「咳、おつらかったでしょう」―仕事と治療と ほか)
第4章 最後の仕事は死の準備(長びく肺炎―最後のラジオ出演;東京タワーの足下に―葬儀の準備 ほか)
著者等紹介
金子哲雄[カネコテツオ]
1971年千葉県生まれ。慶応義塾大学卒。株式会社ジャパンエナジーに勤務した後、流通ジャーナリストに。スーパー、コンビニから家電量販店、最新スポットまで、徹底した現場リサーチをもとにした分析とお得情報を発信した。独特の口調と親しみやすいキャラクターで人気を集め、テレビ・ラジオ・雑誌・講演会などで活躍。2012年10月2日、肺カルチノイドのため死去。享年41(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
takaC
再び読書
sas
Mumiu