たとえば、葡萄

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たとえば、葡萄

  • 大島 真寿美【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 小学館(2022/09発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093866569
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

直木賞作家が描く、「今」と「これから」

まったく先の見えない状態で会社を辞めてしまった美月(28歳)。転がり込んだのは母の昔からの友人・市子(56歳)の家。昔なじみの個性の強い大人達に囲まれ、一緒に過ごすうち、真っ暗闇の絶望の中にいた美月は徐々に上を向く。
誰の心にも存在する将来への恐れや不安、葛藤……。自分と格闘する美月を周囲の大人達は優しく見守る。さりげなく、自然に、寄り添うように。
何度も心が折れそうになりながらも、やがて美月はひょんな出会いから、自分自身の夢と希望を見つけていく……。


【編集担当からのおすすめ情報】
現在の仕事に就くずっと前から、大島さんが描く、女性の生き方小説の世界が大好きでした。大島さんにお会いしてからもずーっと「現代の女性の生き方小説をお願いします!」と拝み続け、いつも「心と頭が江戸時代あたりにあって、現代に戻って来れないのよ~」と笑い飛ばされる日々……。でも、ある日、扉は突然開きました。「今、今なら書ける!今はこの小説を書かなければいけない時期!」と奇跡のような言葉が。何の確証もないまま、電車に揺られて山梨のワイナリーに取材に行ったのでした。
そこからは奇跡の連続でした。大島さんの中には、16年前の「あの」人々がずっと生活をして歳を重ね、自分達の人生を歩いていたのです。
直木賞作家・大島真寿美さんにとって、実に12年ぶりの書き下ろし作品。さらに、作家生活30周年記念作品でもあります。
初稿を読んだときは胸が一杯になりました。すごくさりげなく、でも人生に大切なことがたくさんたくさん詰まっているからです。大人、かくあるべし。
是非、この心地よい小説世界にどっぷりと浸かってください。

内容説明

まったく先の見えない状態で会社を辞めてしまった美月(28歳)。転がり込んだのは母の親友・市子(56歳)の家。昔なじみの市子たち個性の強い大人に囲まれ、一緒に過ごすうち、絶望の中にいた美月は徐々に上を向く。誰の心にも存在する将来への恐れや不安、葛藤。何度も心が折れそうになりながらも、やがて美月は自分の夢と希望を見つけていく…。

著者等紹介

大島真寿美[オオシママスミ]
1962年愛知県名古屋市生まれ。1992年「春の手品師」で第七四回文學界新人賞を受賞し、デビュー。2012年『ピエタ』で第九回本屋大賞第三位。2019年『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で第161回直木三十五賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hiace9000

142
何の見通しもないまま会社に辞表を出した美月は、母の友人市子の家に身を寄せる。周りには山あり谷ありの人生をそれぞれ折り返す大人達。突如降りかかったコロナ禍。美月を取り巻く環境の激変と休眠する日常…。2020〜2021-リアルに経た、あの非日常過ぎた日常。当時見ていた現実と見えなかった先行き。閉塞感や不安感だらけの日々、モラトリアム期間で美月、香緒、セブンは新たな自分を見つけられるのか。きっかけは…たとえば葡萄。慈しみとともに軽やかに生きる、ポストコロナの今だからこそ、大人の自律とこれからの生き方を問う良作。2022/12/14

シナモン

127
だらだら続く文章と会社を辞めてからものほほんとしてる主人公になんとなく馴染めないまま読了。皆さんのレビューを拝見して、なるほどそういう見方もあるな〜と。苦しかったら景色を変えてみればいい。人生もっと柔軟にいきたいよね。2022/11/06

のぶ

117
大島さんらしい筆力を感じた一冊だった。主人公の美月は、三十代を目前にして市子をはじめとする母の友人たちと、コロナ禍の日々をモヤモヤと晴れぬ気持ちで過ごしている。ハローワークへ行っても仕事はない。そもそも自分がなにをしたいのかもわからない。いろいろ人生の将来について悩んでいた時に巡り合ったのが葡萄だった。美月が葡萄をきっかけに人生の目標を見つけて動き出すまでの物語はいたって普通の話だ。普通の人生、普通の幸せ、それらが美月に寄り添う人たちによって形作られていく小説だが、内容は深いものがあった。2022/10/01

Ikutan

81
「やり直すなら今だ」28歳の美月は、特に将来への展望も持っていないのに、勤めていた大手化粧品会社を辞めて無職になった。母親の友人、市子の家に居候し求職活動を始めるが、折しも直ぐに世の中はコロナ禍に突入。美月のコロナ禍で儘ならない日々が、軽快な筆致で綴られるのだが、なぜか、登場人物に母親の友人が多い。実は、前編となる母親·奈津と友人の市子やまりの物語が存在していたんですね。こじらせ気味の美月にちょっとイライラしつつ読み進めたけれど、最後は希望も見えて読後感は良好。行動力抜群の辻房恵の思い込みは強烈だったな。2022/11/03

おつぼねー

77
【辛口ゴメン】まぁ大袈裟に言えば「人間到る処青山あり」がテーマなのかな?読んだ順番が悪かった。脱北の後だもの。平和ボケしているような主人公にはどーも感情移入が出来なかった。2022/10/19

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