レッドゾーン

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レッドゾーン

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093866477
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

病む人がいるなら我々は断るべきではない。

【第一話】レッドゾーン
日進義信は長野県信濃山病院に勤務する内科医(肝臓専門医)だ。令和二年二月、院長の南郷は横浜港に停泊中のクルーズ船内で増加する新型コロナ患者の受け入れを決めた。呼吸器内科医も感染症医もいない地域病院に衝撃が走る。日進の妻・真智子は、夫がコロナ感染症の患者を診療することに強い拒否感を示していた。

【第二話】パンデミック
千歳一郎は五十二歳の外科医である。令和二年三月に入り、コロナの感染者は長野県でも急増していた。三月十四日、千歳は限界寸前の日進に変わり、スペイン帰りの32歳女性コロナ確定患者を診察し、涙を流される。翌日、コロナ診療チームに千歳が合流した。

【第三話】ロックダウン
敷島寛治は四十二歳の消化器内科医である。コロナ診療チームに加わって二月半が過ぎた。四月上旬、押し寄せる患者に対応し、信濃山病院が総力戦に突入するなか、保健所は感染症病床を六床から十六床に増床するよう要請する。医師たちはすべての責務を信濃山病院だけに負わせようとする要請に紛糾するが、「病める人がいるのなら、我々は断るべきでない」という三笠内科部長の発言により、増床を受け入れる。

【編集担当からのおすすめ情報】
報道ステーション、朝日新聞、NHKなど
80以上のメディアに取り上げられ
大反響を呼んだ『臨床の砦』続編!
コロナ禍の最前線に立つ現役医師(作家)が
自らの経験をもとに綴った、勇気と希望の物語。

内容説明

大反響を呼んだ『臨床の砦』続編!コロナ禍の最前線に立つ現役医師が自らの経験をもとに綴った、勇気の物語。

著者等紹介

夏川草介[ナツカワソウスケ]
1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒。医学博士。認定内科医。消化器病専門医。消化器内視鏡専門医。肝臓専門医。長野県にて、地域医療に従事。2009年「神様のカルテ」で第十回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同作で10年本屋大賞第二位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

362
夏川 草介は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。本書は、リアルコロナ医療連作短編集でした。前作の「臨床の砦」と比較すると、著者の中で新型コロナウィルスが昇華された感じで、やさしい物語、感涙作に仕上がっていました。 https://www.shogakukan.co.jp/books/093866472022/09/17

いつでも母さん

198
令和4年5月4日、あの敷島医師の『臨床の砦』の続編。あれからを回顧する章立てに「いつのまにか二年もたっているんですね」私もこの2年を思い出す。なにも分からぬまま怯えていた日々を経て、3密やマスクも生活の一部となった。感染者グラフの波に油断したり引き締めたり‥第七波の激増は本作の後の事だ。「意義のある捨て駒だ」この言葉は重い。こんな医師や医療従事者のおかげでこの国は辛うじて今日を迎えている。未知のウイルスとの戦いはこの先もあるよね。ましてやまだ新型コロナウイルス感染症は収束していないのだ。お薦めです。2022/09/28

モルク

196
2020年、日本ではクルーズ船から始まった新型コロナウイルス。長野県にある公立の信濃山病院が舞台となる。呼吸器内科の医師もいない中、クルーズ船のコロナ患者を受け入れる。未知のウイルス、治療法もなくまだワクチンもなかった頃に戸惑う医師看護師たち。発熱外来、コロナ病床の拡大での医師としての倫理観、正義が、対岸の火事で状況把握すらしない他の病院への歯がゆさで揺らぐ。世間のコロナ医療従事者への偏見…等々ついこの前のことなのに、コロナが終息したわけではないのに過去のことと感じてしまう。改めて医療関係者に感謝したい。2023/06/19

修一郎

186
かなりの部分が実話ベースなんだろうな。コロナに立ち向かう地方病院のほぼほぼドキュメンタリー。お医者さんだって家族に向かう風評被害は怖ろしいし地方病院同士で押し付けあう葛藤に悩むのだ。特に初期は医療側だって手探りであたっていたのだ。感染者の搬送が最大の難関だったとかアビガンはメーカーの人がひとつずつ電車で運んでいたとか初期の頃の対応の実態がわかった。ステロイド剤投与も最初はエイヤだったと知って驚いた。2022/11/01

松本ぼんぼん

167
「臨床の砦」の続編に近い物語。いろいろ考えさせられますが、次の言葉が全てでした。敷島先生の娘桐子の「お父ちゃん、がんばってね」 医療従事者の皆さん、ありがとうございます!2022/11/03

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