共震

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093863582
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

鎮魂と慟哭のミステリー!

大和新聞東京本社の遊軍記者である宮沢賢一郎は、東日本大震災後、志願して仙台総局に異動する。沿岸被災地の現状を全国の読者に届けるため、「ここで生きる」というコラムを立ち上げた。そんななか、宮沢とも面識のある県職員が、東松島の仮設住宅で殺害された。被害者の早坂順也は、県職員という枠を越えて、復興のために力を尽くしてきた人物だった。早坂は亡くなる直前まで、被災地の避難所の名簿を調べていたという。

内容説明

復興を支える県職員が、殺害された。彼は“顔のない男”に会っていた。大ヒット作『震える牛』の著者が全霊を注いだ、鎮魂と慟哭のミステリー!

著者等紹介

相場英雄[アイバヒデオ]
1967年新潟県生まれ。2005年に『デフォルト(債務不履行)』で第二回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

169
宮沢賢一郎記者のように、自分も共に震える者でありたい。2014/09/23

文庫フリーク@灯れ松明の火

167
先日読了した『復興の書店』の、全く釣りに関心の無い方が『宮城・福島の海釣り・空から見るベストポイント』を購入されて行く一節を想う。鮮やかな航空写真‐津波で流されてしまった以前の姿がはっきり写っており「ここに私の家が写っている」と購入されて行くという。宮城県職員・震災復興企画部特命課長として、役所の縄張り意識を越え真摯に被災者の声に耳を傾け、復興に打ち込んできた早坂が殺害される。ミステリーとして伏線も張られ、殺害のトリックや容疑者を完全自供させる捻りも加えられた本作。しかし本作品の醍醐味は解説の石井光太氏→2013/12/15

ダイ@2019.11.2~一時休止

127
みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎その7。3.11後の震災地が題材。被災地の現状が感じられます。それにしても犯人を落としたシーン、現実だとあれはアリ?。2018/11/17

koba

106
★★★★☆2014/01/10

OSOGON15

103
相場英雄さん2作品目です。今回も社会派ミステリですね。東日本大震災から2年後の三陸の町での殺人事件が端緒となるミステリー。志願して仙台総局に異動した宮沢賢一郎。面識のあった早坂順也は復興に力を尽くしてきた人物だがその早坂が東松島の仮設住宅で殺害されその捜査に動く。早坂の不正を逃さないという姿勢が命取りとなるが・・最後〈ゆっくり、焦らずやらないともちませんよ〉の言葉に涙。東日本大震災に対する思いを新たにさせられる。2023/06/11

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