絶縁

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絶縁

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093567459
  • NDC分類 908.3
  • Cコード C0097

出版社内容情報

奇跡のアンソロジー、日韓同時刊行!

突如若者に舞い降りた「無」ブーム。世界各地に「無街」が建設され――。
(村田沙耶香「無」)

夫がさりげなく口にした同級生の名前、妻は何かを感じとった。
(アルフィアン・サアット「妻」/藤井光・訳)

ポジティブシティでは、人間の感情とともに建物が色を変える。
(ハオ・ジンファン「ポジティブレンガ」/大久保洋子・訳)

先鋭化する民主化運動の傍らで生きる「あなた」たちの物語。
(ウィワット・ルートウィワットウォンサー「燃える」/福冨渉・訳)

都市に走った亀裂、浸透する秘密警察、押し黙る人びと。
(韓麗珠「秘密警察」/及川茜・訳)

ブラック職場を去ることにした僕。頭を過るのは死んだ幼馴染の言葉だった。
(ラシャムジャ「穴の中には雪蓮花が咲いている」/星泉・訳)

家族の「縁」から逃れることを望んできた母が、死を目前にして思うこと。
(グエン・ゴック・トゥ「逃避」/野平宗弘・訳)

3人の少年には卓球の練習後に集う、秘密の場所がある。
(連明偉「シェリスおばさんのアフタヌーンティー/及川茜・訳)

6人の放送作家に手を出した男への処罰は不当か否か。
(チョン・セラン「絶縁」/吉川凪・訳)


【編集担当からのおすすめ情報】
きっかけは韓国を代表する若手作家チョン・セランさんのひと言でした。

「韓中日+東南アジアの若手世代の作家7~9人で、同じタイトルのもとそれぞれ違う短編小説を書いてアンソロジーを出してみたいです。今、思い浮かんでいるタイトルは『絶縁』です」

この提案を、『コンビニ人間』が世界的ベストセラーになった村田沙耶香さんに伝えたところ「痺れるテーマですね」と快諾。その後、アジア9都市9人の作家の参加が決定しました。『折りたたみ北京』にてヒューゴ賞を受賞したハオ・ジンファンさんをはじめ、いずれも気鋭の作家です。

多くの作品が既存作品の翻訳ではなく書きおろしという前代未聞のプロジェクト、日韓同時刊行です!

内容説明

アジア9都市9名が集った奇跡のアンソロジー。

著者等紹介

村田沙耶香[ムラタサヤカ]
1979年生まれ。2003年、初め投稿した小説「授乳」で群像新人文学賞優秀作を受賞してデビュー。2009年『ギンイロノウタ』(新潮社)で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』(朝日新聞出版)で三島由紀夫賞を受賞。2016年に芥川龍之介賞を受賞した『コンビニ人間』(文藝春秋)は、30以上の言語で翻訳され、全世界の累計発行部数は100万部を突破した

藤井光[フジイヒカル]
1980年大阪生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。東京大学文学部准教授

大久保洋子[オオクボヒロコ]
1972年東京生まれ。北京師範大学文学院で中国近現代文学専攻。文学博士

福冨渉[フクトミショウ]
1986年東京生まれ。タイ文学研究者、タイ語翻訳・通訳者。神田外語大学、青山学院大学非常勤講師

星泉[ホシイズミ]
1967年千葉県生まれ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授。チベット語研究のかたわら、チベットの文学や映画の紹介活動を行っている。『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

211
村田 沙耶香は、新作をコンスタントにに読んでいる作家です。著者を含むアジア9都市9人の作家たちのアンソロジー、興味深く読みました。オススメは、村田 沙耶香『無』&郝 景芳『ポジティブレンガ』&韓 麗珠『秘密警察』です。 https://www.shogakukan.co.jp/books/09356745 2023/02/09

kei302

55
アジアの若手世代の作家たちが同じテーマ「絶縁」のもと短編を書いたアンソロジー。人間の多面性を“ポジティブ”面で覆う“ポジティブシティ”の内部崩壊を描いたハオ・ジンファン「ポジティブレンガ」が面白かった。表題作チョン・セラン「絶縁」は業界内で声を上げ始めた人々から提示された社会問題を扱っている点が読みやすく、希望が見えるラストだった。村田沙耶香「無」東京タワーから感情や母性が送信されてくると思うと、ちょっと怖い。2022/12/19

けぴ

47
アジア作家による短編集。日本からは村田沙耶香『無』。彼女らしい切れ味の作品。感情により身の回りの色が変わる『ポジティブレンガ』が面白かった。このほか『秘密警察』『絶縁』を読んだが、後の作品は未読。2023/09/23

空猫

37
アジアの女流作家だけのアンソロジー。『中国・アメリカ 謎SF』の純文学版?フェミニズム版?本書も日本では未邦訳な作家さんが。なので?相性が合ったり合わなかったり。相変わらず正常な狂気が気持ち悪い 村田沙那香サン『無』。感情が色となって現れる、郝景芳サン『ポジティブレンガ』など。う~ん。ほぼ挫折。2023/07/04

亜希

36
「絶縁」をテーマに、アジア9都市9人の作家が参加したアンソロジー。村田沙耶香さん目当てで手に取る。翻訳ものにどうしても苦手意識があることもあり、やはり村田さんの作品が一番面白く、よくもまぁこんな話が思いつくなーと改めて村田さんの良さを実感できる1作だった。他にはハオ・ジンファンの「ポジティブレンガ」、連明偉の「シェリスおばさんのアフタヌーンティー」、チョン・セランの「絶縁」が興味深かった。2023/03/18

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