小学館文庫<br> 藤子・F・不二雄「異色短編集」 〈2〉 気楽に殺ろうよ

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小学館文庫
藤子・F・不二雄「異色短編集」 〈2〉 気楽に殺ろうよ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784091920621
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

SF的手法を駆使して現代世相を痛烈に風刺した異色短編集!

▼第1話/ミラクルマン▼第2話/大予言▼第3話/老雄大いに語る▼第4話/光陰▼第5話/幸運児▼第6話/やすらぎの館▼第7話/定年退食▼第8話/サンプルAとB▼第9話/休日のガンマン▼第10話/分岐点▼第11話/換身▼第12話/気楽に殺ろうよ▼第13話/ウルトラ・スーパー・デラックスマン ●登場人物/男(やり手の会社社長。毎日の激務の中で胃を壊し、ガンではないかと疑っている)。医師(男の友人。男の疲労ぶりを見かねてアドバイスする)。(第6話)句楽兼人(日星商事のサラリーマン。その正体は「正義」の味方、ウルトラ・スーパー・デラックスマン)。片山(日星商事のエリートサラリーマン。句楽の古い友人)。(第13話) ●あらすじ/▼会社ではやり手の社長として、頼りない専務の息子にいらだちつつ乗っ取りの陰謀と戦い、家では学生運動で留置所から帰ってきた息子を叱りとばし、愛人宅では大金をせびられる。男の神経は極度に張りつめて、疲れ切っていた。相談を受けた医師である友人は、男に一度「やすらぎの館」へ行ってみることを勧める……(第6話)。▼みどりとの挙式を来週に控えた平凡なサラリーマン・海野五郎は、ある日、2人組のヤクザに連れ去られてしまう。拉致された五郎は不思議な薬によって、新しい人生を送りたがっていた暴力団組長と身体を交換されてしまう。組長は五郎の身体のまま、みどりとのデートに出かける。一方、暴力団組長と身体を交換された五郎の方は……(第11話)。▼世の中にあふれているドス黒い悪に憤りつつも、成す術もなかった平凡なサラリーマン・句楽兼人は、ある朝、突然手に入れた超能力で「正義の味方」ウルトラ・スーパー・デラックスマンに変身した! 暴走族から政財界の黒幕、公害企業まで、ありあまる「悪」に鉄拳を浴びせ続けた彼だが、いつの間にやら周りの反応は……(第13話)。

藤子・F・ 不二雄[フジコ エフ フジオ]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

277
藤子・F・不二夫さんが「SFマガジン」「ビッグコミック」の大人漫画誌に発表したSF漫画作品集ですね。そうですね、本書の作品は大人の世界だからと言っても少しもエロくなく著者の性格からか生真面目その物で老いからくる苦悩や暗い未来の展望を取り上げたあまりにマジメ過ぎるオチが最後に待ち受けるほろ苦い作品集になっていますね。シリアス過ぎて笑えませんが大人の乾いたクールな話がお好きな方には楽しめる作品集ですよ。『定年退食』お爺さんが朝の食卓で塩コーヒーを飲み冬に備えて食べ残しを保存パックにしてくれと頼んで散歩に出る。2021/12/11

リッツ

38
え?このタイトルでF先生のほう?と驚きました。黒のA、白のFじゃなかったっけ?と気になったので買って帰りました。なるほど~、この感じ納得です。平凡な人々に起こるミラクルに社会批判や虚無感をも織り交ぜてユーモラスに少し哀しく…作者の顔が見えて来ました。同シリーズ?のミノタウロスの皿が記憶を刺激。昔読んだと思うんですが、探して読みたいと思いました。2018/03/23

まるほ

30
以前に第1集である『ミノタウロスの皿』を読み、久々にこの機会にと、図書館で続巻を取り寄せてみました。初出は1972~76年。全13編。▼この巻に含まれている作品には、藤子不二雄A先生を想わせるブラックなオチとなる話もあり、興味深い。また原作として関わっている『ロミオとジュリエット』の藤子・F・不二雄版は、なるほどそう料理するのね、という仕上がり。▼『ドラえもん』とはちょっとテイストが異なる、大人の読者を想定したビターな作品集。2020/12/30

KI

25
おかしいのは自分なのか、それとも世界なのか。2018/08/30

はふ

22
藤子・F・不二雄の漫画短編集。ブラックユーモア溢れる作品が楽しめる。ドラえもんの作者なので、子供向けの作品を多く書いているイメージからは想像の出来ない数々の作品を楽しむことができる。(元々ドラえもんも子ども向けではなかったのか?) 特に印象に残ってる作品は、「定年退食」と「気楽に殺ろうよ」だ。前者は、自分たちに訪れる未来として可能性がゼロではないため、未来を想像しながら、読み住めることができた。後者は、人間の欲や社会性の根本、常識を再考するきっかけになり、深い洞察を得られる作品である。2023/02/21

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