IKKI COMIX<br> ぼくらの 〈10〉

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IKKI COMIX
ぼくらの 〈10〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784091884350
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

23
新しい契約者となった最後の二人、ウシロとマチ。みんなの想いを背負う形となった二人は、喪われた仲間たちの遺族を訪ねる旅に出る。晩秋っぽくて良いんだよなぁ、旅の寂しさが。コダマやチズの家族のように、前を向いて歩き出す家族もあれば、ダイチやナカマの遺族のように、過去から離れられない家族も。それぞれの有り様が切なくて、目頭が熱くなってしまう。そして旅の終わりにマチがウシロに伝えたかった言葉。悲劇の暗殺。コエムシの冷えきった怒りが伝わってくる。兄としてのウシロへの共鳴・喪失感の共有。ふたりは似た者同士だから。2017/09/15

うめ

15
2人の旅がとても良い。ウシロ、本当に成長した。ただそれと引き換えに喪ったものは大きすぎるけれども。それにしても容赦ない展開だな。2017/05/14

ひお

12
結局契約者になったウシロとマチ二人の遺族めぐりは物語の締めくくりにふさわしいと思ったけどまさかの不意打ち・・・。町はその意思で選んだ闘いじゃなく道を閉じられてしまう。ウシロもコエムシもその喪失感は半端じゃなかったろーなぁ・・・。2011/03/28

がらは℃

10
さりげない伏線の回収のしかた、唐突な物語の動かし方、個々のキャラクターの思考の描き方がすばらしい。本巻では”残った者”の責任を感じた。残った”ぼくら”が旅立った”ぼくら”のためにできることは何かを考えさせてくれる巻だった。旅立った”ぼくら”に対して直接できることはないが、旅立った”ぼくら”のまわりの”ぼくら”にできることはたくさんある。2009/02/01

読み人知らず

9
コドモに見せかけたおっさん。こんなことまでリアルにさせていく。鬱だ。2015/08/22

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