出版社内容情報
▼第1話/リング・RING・指輪▼第2話/古裂(こぎれ)の華▼第3話/落人(おちうど)たちの宿▼第4話/来るべき世界▼第5話/SWEET TRAP▼第6話/古書の狩人たち▼第7話/もうひとつの鳥獣戯画▼第8話/泥の河●主な登場人物/藤田玲司(フジタレイジ。ニューヨーク・メトロポリタン美術館元学芸員で、主に贋作〈がんさく〉を扱う画廊「ギャラリーフェイク」のオーナー。美術界の表と裏に精通している)、サラ(フジタのアシスタント。フジタに好意を持っている。実家はアラブの大富豪)●あらすじ/クリスマスの夜。フジタの秘書のサラは、ひとりぼっちで「ギャラリーフェイク」の店番を任されていた。フジタは極秘の取引のためにドイツにおり、サラはなんだか心細い。そんな中、ひとりで仕事をこなすサラは、自分をずっと尾行している不審な男に気づく。だが、その男は実は…(第1話)。●本巻の特徴/ボナールやラトゥールなどの西洋美術はもちろん、ファッションデザイン、考古学、古書など、狭い"美術"の枠を越えたドラマが、あなたを美の奴隷に変えてしまうかも…。
細野 不二彦[ホソノ フジヒコ]
著・文・その他
感想・レビュー
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wata
51
サラさん、ギメルリングプレゼントしてもらって良かったのかな?嬉しいハズなんだけど…。男の人の中指と薬指の長さって…明日見てみよう(~_~;)2016/08/09
くりり
34
ギメルリング、何気と女に弱い、当たり前か?2016/08/08
山田太郎
22
菱沼さんの話が良かったなと。三田村館長があんまり出てこない。分厚い唇になるとなんだか怖いよ。サラとは結局できてるのかそうじゃないのかよくわからんな。2018/11/28
山田太郎
14
表紙フジタのみで、たまには違う人にしても良さそうなもんですが。菱沼さん案外いい人っぽく書かれてるな。はじめはえらく悪くというか扱いひどかった気がするが。ゴンチチひさしぶりに聞くと心にしみるな。やってる音楽とキャラのギャップがすごいというか、えらく変人と聞いたことあるが、中島らもが言ってた気がする。2023/05/06
ムーミン2号
8
第23巻には連続ものがない。サブタイトルになっている「リング・RING・指輪」はいつもは一杯食わされるフェイツイに一本とった形で愉快だ。最近は古書ばかりを購入しているワタシには「古書の狩人たち」がよかった。まぁ、質の悪いセドリ師も出てくるが、フジタがちょっと懲らしめるから愉快だ。BOOK何とかにオビ付の本を売っても、そこの店員は買った端からオビを除けていったのを何度か目にした。本を愛しているわけじゃなく、単なる商売なんだな。逆に、掘り出しものが108円で買えることもあるから、帳消しかな。2018/12/30