出版社内容情報
すれ違うシュウジとちせ。かけ違う心のボタン。迫り来る戦火。故郷の街と戦場に別れ、２人の“恋”は、まどい、ゆれ、そしてまた結びつく！？
▼第１話／第八章 「クラスメイト」(5)▼第２話／「クラスメイト」(6)▼第３話／「クラスメイト」(7)▼第４話／「クラスメイト」(8)▼第５話／「クラスメイト」(9)▼第６話／「クラスメイト」(10)▼第７話／Intermission 夢▼第８話／「クラスメイト」(11)▼第９話／「クラスメイト」(12)▼第10話／「クラスメイト」(13)▼第11話／「クラスメイト」(14)▼第12話／「クラスメイト」(15)▼第13話／「クラスメイト」(16)▼第14話／「クラスメイト」(17)●主な登場人物／シュウジ（北海道の高校３年生。元陸上部の、ごく普通の男の子。成績優秀だが無口で仏頂面）、ちせ（シュウジと同じ高校へ通う女子高生。「ごめんなさい」が口ぐせで、ドジでまぬけだがかわいい女の子。“最終兵器”に変容する肉体を持つ）●あらすじ／住んでいた街を抜け出し、あてもなく旅するシュウジとちせ。自衛隊の捜索を退け、廃墟となった街で、ふたりだけの新しい生活が始まった…（第１話）。▼この巻の特徴／遠回りをしつつも、ようやく結ばれたシュウジとちせ。戦争、この星のこと、「人類」、未来…全てを考えずに、ふたりは目の前の幸福にだけ、誠実に生きる。だが、服薬を止めたちせの身体は、少しずつ「兵器」にむしば
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
46
これまで感情移入しづらかったのがこの巻はばっちり気持ちが入った。こういう展開に私は弱いようだ。最終巻へ。2014/12/13
0kaeri
16
ラストまでの話に涙腺壊れそう。シュウジを救ってくれるのはやっぱりちせちゃんでしょ！2015/10/05
Miss.W.Shadow
9
か弱い女の子（カノジョ）の体を兵器に仕立て上げるって 明らかに性的なフェティシズムだと思うんだけど、 そのことをなんで超個人的な恋愛を引き立てる道具にした上、 シリアスな悲劇タッチに仕立て上げるんだろう。 と思うと、ブーム当時、読む前から設定を聞いたり,なんとなく作品概要を見聞きする段階で 強い反発と嫌悪感を持っていた作品ではありました。性的ファンタジーはあっていいと思うんだけど、 それはそれとして自覚を持ってやってくれればいいのであって、 純愛物語に意味変換させられていろんな人の涙を誘ってる現状は不気味2009/10/06
sskitto0504
8
ちせが…最後に向けて救われる感じが全くしない…2015/03/14
ねね
8
ちせとシュウジが初めて彼氏彼女らしく、様々なしがらみから離れて恋人として、夫婦として暮らす巻。その幸せな風景と、代償として蝕まれていくちせの体。センサーが働かなくなって、視覚も聴覚も利かなくなった彼女に唯一見えたもの、聞こえたもの。シュウジの背中からいつも聞こえたラブ・ソング。切なさ満載。シュウジが本当にいい旦那になった。ところで表紙はちせだよな…？微妙にふゆみ先輩と区別がつかないんだが（汗）2014/04/13
