出版社内容情報
あの頃、彼らは少年だった。そして今、人類は滅亡する。20世紀を生きてきた少年達は、いかに世界を救い戦ったのか…最後の冒険が、始まる。
▼第1話/ともだち▼第2話/カラオケ▼第3話/ギターを買った少年▼第4話/鼻水タオル▼第5話/理科室の夜▼第6話/月に立つ顔▼第7話/ソフトボール▼第8話/穴を掘る▼第9話/メッセージ▼第10話/ユキジ●主な登場人物/ケンヂ(37歳・独身。代々続いた家業の酒屋をコンビニにして、母親と営む)、マルオ(ケンヂの幼なじみ。町内でファンシーショップを経営している)、ヨシツネ(ケンヂの幼なじみ)●あらすじ/1997年、ケンヂが営むコンビニへ刑事が訪れた。ケンヂがいつも酒の配達をしている敷島家が、全員行方不明になったのだという。敷島家の集金がまだ終わっていなかったケンヂは、飲み逃げかと落ち込むものの、渋々ビールの空きビンを取りに敷島の家を訪れる。するとそこには、どこかで見たことがあるような、不思議なマークが壁に描かれていた(第1話)。▼ケンヂは、幼なじみのケロヨンの結婚式に出席していた。ケロヨンとは少年時代、小学校の仲間たちと近所の空き地に秘密基地を作り、みんなで地球の平和を守るために戦うと誓い合った仲だった(第2話)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
OCEAN8380
37
映画は見たが、単行本でじっくり読みたいと思った。2018/08/20
saga
29
【再読】2008年公開の同名タイトルの映画が購入のきっかけ。1973、21世紀のある年、1997、1969と時代が前後しながら進行するストーリーに、漫画にも惹きこまれた。回想シーンのいろいろな事物が、ほぼ同世代のためにありありと思い出されるのも良かった。2014/12/19
momogaga
26
再読。主人公ケンジと私が同世代ということがあって、読んでいる時、気分は1970年代。この時代、本気で1999年に人類が滅亡すると信じていた小学生がたくさんいた。今となっては笑い話だよね。2015/07/15
ころこ
24
宇宙主義はマニフェスト・ディスティニーの変型なので、世紀末に科学技術の宗教が混在し共に世界規模で接近する(冷戦崩壊によるオウムのロシア接近)の雰囲気は、ネットをはじめとした情報技術の発達によるフラット化した現在では分からないでしょうね。現実にヴェールが一枚掛かっていることによって、そこまではっきりとは見えない世紀末。統一教会の問題やガーシー現象はそのヴェールを剥ぎたい衝動ですが、ぼくからみればそれはまた別の陰謀史観に取り込まれているだけのようにみえます。2022/09/06
サルビア
22
まだ1巻を読んだだけですが、「ともだち」が気になりますね。2巻は途中ですが、宿の本なので、帰ってきてからにします。2016/11/11