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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
59
42冊目『カジカ』(鳥山明 著、1999年 初版、2014年 デジタル版、集英社) 1冊完結のバトル・アドベンチャー。絵柄やノリは後期の『DRAGON BALL』に近い。 強い魔力を持つ少年と、彼に取り憑くキツネの霊によるバディもの。そこにベジータのようなライバルやクリリンのような悪友、ブルマのようなお騒がせ娘が加わり、さらにはドラゴンまでも登場するという鳥山明欲張りセット。 やはりアクション描写は天下一品。鳥山流のオフビートなコメディも楽しい。 〈こいっ ギバチ!!! ぶっとば して やる!!!〉2024/03/27
白義
10
大冒険物語というあおりだが、むしろ大冒険物語の「最後の方」まで話をすっ飛ばしてクライマックスから話を進める割り切りのよさとそれに伴うテンポがいい。生き物を助けることで呪いを解く物語なのに、始まった時点でその99%は終えているし、話も過度に広げず、主人公がいてライバルがいて、悪いやつやトラブルメーカーがいて、という基本形に、きっちり主人公の能力や行動で伏線を敷いて畳んで終わらせる職人芸のような作品。一応最後に、まだ冒険を続けさせるどんでん返しがあったりするが、この短さだからいいという感じ2014/11/26
123456789wanko
9
アクションアドベンチャーもの。改めて読み返してみると良くできてます。内容はドラゴンボールと対比的になっています。悪いやつをぶった押す←→悪いやつを改心させる。とにかく強え奴と戦いたい←→自分の呪いを解く。どんどん強くなる←→本来の強さを取り戻すが、最終的に弱体化。オチも面白く、もう少し読者が増えてもいいのにと思います。2012/12/23
紫雲寺 篝
7
キツネの呪いを受けたカジカ。呪いを解くため生き物を助けていると、竜の卵を運ぶ少女に絡まれる。なんやかんやあって、カジカは戦って竜を届ける事に……!?鳥山明の短期集中連載。ドラゴンボール後の作品。面白い。やはりストーリーにササっと入っていける腕前は素晴らしい。女の子キャラは、やっぱりいい性格してるし、場をかき乱すお調子者もいる。そんな中、主人公は最後まで芯があって頼りになる。読んでてワクワクするし、最後のオチもアッと驚く。最初から出てはいたんだけど、それをオチに効果的に持ってきてる。これも好きだなぁ。2016/07/10
スノー
5
戦闘シーンはやっぱりワクワクする!オチもしっかりしているので、終始安定して面白い。2013/04/22