出版社内容情報
日本人が忘れた清涼な魂の物語。
今なお、被差別、貧困に満ちたアフリカ。しかしそこには、足ることを知る、純朴な人々が生きている。放っておけば砂塵のように消えてしまう彼らの存在を、言葉を、作者は温かい目で掬いあげ描く。
第3回開高健ノンフィクション賞受賞作。
●著者プロフィール
藤原章生(ふじわら・あきお)
1961年福島県生まれ。北海道大学工学部卒。毎日新聞記者。現メキシコ市支局長。
内容説明
砂塵のように消えゆく運命の、名もなく貧しき人々が、生きた軌跡を、残した言葉を、筆者は温かい目で掬いあげ、揺らがない視点で記す。アフリカ特派員として、5年半を費やした取材の結晶。第3回開高健ノンフィクション賞受賞作。
目次
第1部 奇妙な国へようこそ(あるカメラマンの死;どうして僕たち歩いてるの;嘘と謝罪と、たったひとりの物語;何かを所有するリスク)
第2部 語られない言葉(絵はがきにされた少年;老鉱夫の勲章;混血とダイヤモンド;語らない人、語られない歴史)
第3部 砂のよう、風のように(ゲバラが植えつけた種;「お前は自分のことしか考えていない」;ガブリエル老の孤独)
著者等紹介
藤原章生[フジワラアキオ]
1961年4月27日、福島県常盤市(現いわき市)生まれ。86年、北海道大学工学部資源開発工学科卒業後、住友金属鉱山勤務。89年に毎日新聞社入社。長野支局などを経て、92年より外信部。93~94年、メキシコ、グアダラハラ大留学(メキシコ文化研究)。95~2001年、駐ヨハネスブルク、アフリカ特派員、2002年~メキシコ市支局長、ラテンアメリカ特派員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
paco
tomatobook
Hiroki Nishizumi
じむくろうち
イカ男