内容説明
「四人の少年の運命は日本の運命にほかならない」ローマ、ヴァティカン、ゴア、マカオに取材して八年。若桑みどりが世界史的視野から日本の歴史を問い直す!世界帝国の波涛が押し寄せる信長・秀吉の時代、鮮烈に生きた美しい若者達がいた。遙か世界へと船出した四少年の悲劇の向こうにあたらしい日本が見える。
目次
第1章 マカオから大きな船がやってくる
第2章 われわれは彼らの国に住んでいる
第3章 信長と世界帝国
第4章 遙かに海を行く四人の少年
第5章 ローマの栄光
第6章 運命の車輪
第7章 迫害
第8章 落日
著者等紹介
若桑みどり[ワカクワミドリ]
1935年、東京生まれ。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業、1962‐64年、ローマ大学留学。川村学園女子大学人間文化学部教授、千葉大学名誉教授。80年サントリー学芸賞、84年芸術選奨文部大臣賞、96年イタリア共和国カヴァリエーレ章
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