桜さがし

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087744606
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

別れて10年たっても陽介を想う綾。司法浪人生の歌義を捨て別の男の婚約指輪を受けたまり恵。中学の同級生だった4人の心模様をめぐるように、古都京都のさまざまな風物を彩りに展開する事件の数々。甘酸っぱくもひたむきな恋の行方と、青春からの飛翔!ちょっとミステリなせつない青春小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

102
中学時代の新聞部員四人と今は作家の元顧問教師による京都を舞台とする連作短編集。大人になった四人であるが、中学の時付き合っていた陽介と綾、距離と共に自然消滅したが10年経っても彼を想う綾。卒業してから交際を始めた司法浪人を重ねる歌義にまり惠は他の男と婚約する。そんな四人の恋物語と、様々な顔を見せる京都に次々と事件が起こる。ちょっぴり切なくミステリーが絡む。四季折々の京都にほっこり。2024/01/08

ゆみねこ

73
中学の同窓で新聞部のOB仲間の4人と、顧問の元教諭で作家になった浅間寺の推理物語。4人の恋物語と京都の四季の美しさが目に浮かぶようでとても素敵な本でした。京都、行きたくなりますね~!2015/01/26

星群

43
桜の頃に読もうと思ってたけど、少し遅くなってしまった。思ったより読みやすかった。『一夜だけ』が印象的。2014/05/10

ミスターテリ―(飛雲)

40
京都を舞台に、学生時代から新聞部仲間の男女4人が久しぶりに集まり、仕事や恋愛など学生から大人になる悩みをお互いにぶつけ合い改めて友情を育んでいく、そこには不倫や三角関係、片想いなど学生の時には想像しなかった出来事が次々に経験してちょっぴり切なくなる、連作の短編作品。柴田先生なので当然ミステリーの要素があるが、そこに全力投球しているのではなく、日常の生活のなかでのちょっとした謎解きが、京都の観光名所や風物詩など、四季を通して描かれている。久しぶりに気持ちが穏やかに、心豊かになる小説を読むことができた。 2021/01/28

ジュール リブレ

32
柴田よしき版の京都物語。いい本です。大学の頃の姿が活き活きと。出てくる人物も、また魅力的でした。2014/11/14

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