内容説明
成長する少年たちを待ち受ける深い淵、邪悪な穴、試練の丘!悲しみに耐える少年たちの心のふるえを鮮やかに伝える、愛と出発の寓話集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mitsuya Cider
1
小学校の時塾で開成中学の過去問で読んで感動したので再読。やはりこの文章は暗喩が多く、一読した限りでは理解出来ないものが多いが、解釈を自分で考えたりするのがとても楽しかった。自分は今中学生だが、思春期の子供の世界をよく表せているように感じた。2018/07/20
sai
1
朗読番組で「彼方へ」から短編を一編「自転車を漕ぐとき」の一部を聞いた。探しているがない。本書は読んだことのない薄味の世界。安部公房みたいに突拍子もないがあれほどのバイオレンスではない。読みが浅いのか…。朗読ほどの味がないが作中の「月夜の少年兵」の牧場の少女マリエがいい。「笑っているつもりだが、泣いているのかもしれない」ピエロは笑い顔で泣いている男と聞いた。怒りながら憂いているのが般若か…。平凡に牧場で暮らしながらも心の中では二つの感情が混じり合う静かな闘い。自分の十四歳は疾風怒濤の時代だったがなあ。2013/09/11
kinaba
1
十四歳ってこんな幼くないのでは。この本に限らずだけど2012/02/22
パフちゃん@かのん変更
0
C 仮想世界、14歳の主人公いろいろ 2011/02/14
くらげ@
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思春期ってもしかしたらこんな世界にいるのかもしれない。