内容説明
幸福そのものに見えるふたりは、揃って不幸だとのたまう。人生を堪能する術を熟知した「女ともだち」の鋭く辛辣なやりとり、歳を重ねることが、少しだけ怖くなくなってくる。「口から生まれた双子座」ｖｓ「天然の饒舌」対決。
目次
オコゼの出た日
タラモの出る店
米を研ぐ女
よく食う女
アップルティーの湯気
シャンパンの泡
迷う朝食
迷わぬ朝食
タイユヴァンへの道
教育長への道〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kazu@十五夜読書会
60
阿川佐和子さんの親友・同盟者？壇ふみさんとの名コンビがくりひろげる絶妙な掛け合い往復エッセイ。壇ふみさん、清楚で知的美人、『連想ゲーム』の名解答が印象に残ってます。近年メディアでお姿を見かけないのが残念です。昭和を代表するＴＶ放映ゲーム『連想ゲーム』と壇ふみさん ♯昭和の日 昭和の日イベントにちなみ読書。2013/04/29
アキ・ラメーテ＠家捨亭半為飯
33
女優檀ふみさんと、エッセイスト阿川佐和子さん、友人2人の往復エッセイ。テレビで見ることはあっても、エッセイは読んだことがなかったお2人。こんな面白いものを書く人たちだったんだ！是非とも他の本も読みます！！ズケズケとお互いに言い合いながらも、お互いがお互いをあたたかく面白がっているところが読んでいても伝わってくる。読んでいると、自分も友人に会いたくなります。2015/08/21
てんちゃん
32
往復書簡ということで、話の繋がりもあり、楽しく読みきれました。のんびり読んでたのですが残すこと数ページになって、同僚に「結婚できない女性といえば、阿川さんですよね～。」と話しかけたら「いや、結婚したよ。」と言われビックリ。ネットで調べたところ、このエッセイを描かれていた頃にはすでに現旦那様と親交があったご様子。「結婚出来ない」を自虐ネタに描かれていたので、ちょっと裏切られた気分というか…。妻子ある方だったようで、内密にしてたことも仕方ないですが…。少し読後感が微妙なものになってしまいました。 2017/05/29
桜もち
30
この二人は海外旅行も何度か一緒に行っていてすごく仲いいんだそうだ。大人になってからここまでの親友になれた人はいないなぁ。阿川氏の紹介するホタテの缶詰スパゲティがお手軽かつ美味しそうだった2016/01/23
凛
14
阿川佐和子さんと檀ふみさんの往復エッセイ一作目。やっぱりいいなあ、この二人の感じ。お互いに言いたい放題書きたい放題なのだけど、それができる間柄が本当に羨ましい。どの話もとてもおもしろくて存分に笑わせてもらった。何でこんなにおもしろいんだろう、このお二人。結婚云々の話は私も他人事だと笑っていられる年齢ではないけれど、それでも思わず爆笑。読み終わったら、何だか気分がすっきりしたような感じもあって、疲れた時などに読むといいかも。2015/04/24
