集英社文庫<br> ブリキの太鼓 〈1〉

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集英社文庫
ブリキの太鼓 〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p
  • 商品コード 9784087600377
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

408
この小説の特徴の1つとして、語りの人称の問題がある。それは時には「ぼく」が語る一人称体であり、また同時にこれと混在する形で「オスカル」と三人称体で語られもする。矛盾した言い方になるのだが、それは「分裂」であるとともに「統合」でもあるのだろう。そして、そのことは本書がもちろんフィクションでありながら、作家ギュンター・グラス自身を深く投影していることとも無関係ではないだろう。カシュバイ人であった母の描かれ方もまた複雑だ。祖父の代の回想を除けば、本書は1925年に始まり、1巻の終わりで1938年を迎える。⇒2020/01/20

遥かなる想い

194
1999年ノーベル文学賞を 受賞したドイツ作家ギュンター・グラスの大河小説。 精神病院にいる僕、 三歳のオスカルが語る 祖父母、母、幼少期の 出来事…全編に渡る悪意の ビートが印象的。 それにしても、著者が 描く奇妙な風景の数々は 何を意味するのだろうか? 祖母の4枚重ねのスカート、 母と2人の男の微妙な 立ち位置、そして、ブリキ の太鼓を叩く僕…奇妙な 光景の連続は、僕の心の ねじれを描いているのか… 正直入り込みにくい世界 だった。 2015/04/25

KAZOO

111
この作品は、映画をドイツにいるときに(40年以上も前)何度か見たのでその後、原作を読んでいたので途中でダウンしていました。読み直してみてかなり作者がドイツの当時(ナチスが勃興しようとしている時期)を不安さをあおるような作品であると思いました。やはりこの主人公や母親はまともな感じではないと思われます。映画でのウナギのイメージが今でも思い出されます。2024/03/14

えりか

48
借り本。「そのとおり、僕は精神科病院の住人である。」とっても気になる冒頭一文から始まる。ブリキの太鼓を叩き、超音波を発しては混乱を招くオスカル。彼がみた世の中(大人たち)は、不条理で、全く自分勝手。だから、気にいらないから、彼は今日も叩く。今日も叫ぶ。まだまだ続くと思われる彼の悪魔的所業と、彼を取り巻く大人たちの動向、そして恐らく第二次世界大戦に入るであろう第二部へ。それにしても、体は子供、頭脳(精神年齢)は大人…どっかで聞いたことのある言葉だな…。2016/06/23

ゆかーん

36
最後まで読もうと思ったのですが、もう途中で飽きてしまったのでやめました…。精神障害を抱えていたと思われる少年のお話です。2歳までは順調に成長ていたマルクス君でしたが、3歳になりブリキの太鼓を父親から与えられた瞬間に成長が止まってしまいます。この世の辛酸を舐める生活から逃れ、世間から逃避するために彼は太鼓を叩きます。彼の奇声によって周囲のガラスは割れまくり、母親は精神を病んで死んでしまう…。そんな悲しい彼の生活が今後どうなるのかは、ネットでの解釈や映画の映像で理解しようと思います。ノーベル文学賞恐るべし‼︎2015/05/25

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