感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MICK KICHI
68
「時に憑かれた作家」の「時間」テーマ短編・ショートショート集。巻末にハインライン「時の門」評論を掲載。作者のアバターのように度々登場するムテン博士(入谷夢天)ものが面白い。ムテン博士のタイムマシン講義「ザ・タイムマシン」は時間パラドックス、パラレルワールド、トラベラーの視点等、およそ考えられる時間SFの問題を分析されていて、必読の作品。同じくムテン博士ものでタイムトラベルによる記憶の変化を描く「計画」。その他、秀逸な作品が並ぶが、時間の流れが違う街に迷いこんだ「化石の街」、平賀源内もの「異聞風来山人」等2020/10/26
Fondsaule
24
★★★★★ タイムマシンに絡む(だけじゃないけど)短編・ショートショート24編と付録。 筒井康隆さんの解説(23ページもある、本編のショートショートより長い)2022/08/14
tama
11
自本 1973年第3版のハードカバー 学生時代の購入 何度目かの再読 タイムマシンものが面白い。気が付いたのは、ショートショートの文体がなんだか星新一さんに妙に似ているという点。これは編集者の意向でそうなったのじゃあないかな? 巻末の解説は、その星新一。これがまたなかなか面白かったです。 これで手持ちの広瀬正は全部読んじゃった。 2016/04/15
ミーホ
9
[再読]何度も読んでるけど、タイムトリップ物を読んだら急に読みたくなった。やっぱり『化石の街』と『二重人格』が好き。タイムマシンの話が読みたくて手にしたはずが、両方ともタイムマシン出てこないという。上段、下段に分かれてパラレルワールド的に話が進んでいくのって他にもあるのかな?筒井康隆にあったかな?初読の時に「すごい!」と思った。私が産まれる前に既に亡くなられてるし、全集で6冊しかないのが寂しい。前にもどっかで書いたけど、好きな作家の新刊がリアルタイムで読めるのって幸せな事だよね(*˘︶˘*)2013/12/09
さわ
5
マイナス・ゼロを読んで夢中になりこちらの本を手に取りました。全部で24編の短編集です。中でも「タイムセッション」が好きです。あの時のあの人は…と、はっとさせられる素敵な話です2017/02/12