集英社文庫
家族の流儀―藤原家の褒める子育て

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784087463095
  • NDC分類 379.9
  • Cコード C0195

内容説明

著者は、数学者でベストセラー作家の夫・正彦と息子三人の五人家族。三人三様の個性をもつ息子達、それぞれの受験や進路で悩み考え、愛情をもって見守ってきた。だが、そこには夫との激しい議論や口論、そして脱線もあり…。国際的な活躍をする夫と共に、海外の友人達との異文化交流を愉しみ、心理学講師として学生達に真剣に向き合う。妻、母、ひとりの女性として、奮闘するユニーク子育てエッセイ。

目次

第1章 受験や進学の岐路で(二つの入試発表;哀しきかな、親心;夏期講習;息子の憂鬱;勉強は順調ですか;褒められて育つ)
第2章 深い情緒を羅針盤に(一人遊びの殻を破り、はばたいた男の子;厳しい現実に直面したとき;深い情緒は人生の羅針盤;父の信念;月暦;インドで見た宇宙;緑の中で;2か月の苦闘;素晴らしきかな、人生;友人ヤギの話;夢の不思議)
第3章 藤原家の不思議(せっせとお買物;不思議な縁;消えた林檎;ベラルーシの丘;村にダムができる;故郷の風景;ブルーベリー;家族登山)
第4章 息子達の思春期に揺れる親心(もう少し夢の中で遊んでいてほしい;やはり反抗期は来た;留守番で団結した息子達;どうしてうちだけ駄目なの;泥と涙と;紙一重;料理の不思議な力;完泳ばんざい!)

著者等紹介

藤原美子[フジワラヨシコ]
米国プリンストン生まれ。お茶の水女子大学修士課程修了。発達心理学専攻。筑波大付属盲学校非常勤講師。エッセイスト。翻訳家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろこぽん

3
「料理の不思議な力」の話はステキ。家族に一生懸命頑張っている人や思うようにいかず落胆している人がいるときに母が作ってくれる好物のお料理、ちゃんと気持ちが伝わってると思います。母の親が強く信じている価値観をバランス感覚に気を配ったうえで躊躇なく息子たちに押しつけてきた。それが親の責任。子供たちときちんと向き合って真剣に闘っている母は強くてかっこいいです。2021/06/06

3
やっぱり面白い。読む順番を間違えてしまったみたいだが。2019/09/30

ざわわ

3
子供の育て方に対して全責任を持ち、夫婦で決めたことを敢えて強制的に従わせることで生き方の範を示す。この考えに基づいた人生経験をエッセイにまとめた一冊。生まれてこの方ずっと一緒にいた母から離れ一人暮しを始めた今だからこそ説得力と親の愛を強く感じた。そして随所に出てくる信州の自然の描写がとても美しかった。母の故郷でもある信州のことをもっと知ろうと思い八ヶ岳を始めとする信州の自然に触れる機会を増やそうと思った。2015/04/29

けいちか

2
藤原家の子育て本。奥様も文章がお上手で、飽きずに読める。2010/05/18

ライオン

1
子育ての考え方が参考になった。2015/12/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/559138
  • ご注意事項