出版社内容情報
宮崎の新田原基地に配属された新米戦闘機パイロットの陸は、憧れのF-15を操縦できることに興奮を隠せない。しかしそこでは教育課程と違った厳しい現実が待っていた──。『天神』シリーズ第2弾!
内容説明
ウイングマーク取得後、宮崎県新田原基地でＦ‐１５の飛行訓練を始めた陸。これまでの機種とは桁違いのスピードとパワーに圧倒されながらも、陸は抜群の操縦センスを発揮する。しかし、なかにはそんな彼を面白く思わない者もいた。飛行教導隊のエース・浜名は「空は死に場所だ」と言い切り、陸の考えを真っ向から否定する。憧れが現実に変わるとき、青年は何を思うか。大人気「天神」シリーズ！
著者等紹介
小森陽一［コモリヨウイチ］
１９６７年生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。在学中にシナリオ作法を学ぶ。「海猿」、「トッキュー！！」、「我が名は海師」の海洋三部作で、２００８年第一回海洋立国推進功労者表彰を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユザキ部長
70
check6の精神。シンボルマークのコブラは背中に目の模様。正面が12時の方向でも死角はない。生か死か、殺るか殺られるかしかないのか？パイロットの目線じゃなく神の目線で俯瞰せよ。挫折を感じ局地的な雨が降る。空に憧れてだけ？いや、皆、仲間を守る為に覚悟している。わが道を探し突き進め！2015/06/28
papako
67
チャーリーの面々がそれぞれの道に進みだす。陸と長谷部さんはF-15のパイロットを目指して新田原基地へ。そこで陸はさらに大きく成長する。陸！なんていい子なんでしょうか。本当にまっすぐであきれるくらいに前向き。そんな陸が初めて？悩む。速や奈緒、長谷部に励まされてちゃんと前を向く陸。元気もらったなぁ〜。しかし、舞子の存在が気持ち悪い。落ち着かない。浜名の存在が必要なのはわかるんですが。長谷部さん、本当にあなたの存在は大きかったよ。さてさて、本編は後一冊、いよいよ陸と速の闘いが始まるのか？2017/08/06
みゃ
58
『天神』の続編。ずっと読んでいたいくらい面白かった(^∇^)♪F15イーグル乗りの道を選んだ陸と長谷部。要撃制官の道を進みはじめ徐々に変わっていく速。元チャーリーのメンバーは過酷な訓練に耐え各々の夢を追う。浜田の極論に圧倒されて陥ったスランプをバネに、今後陸がどんなエースになってゆくのか楽しみだ✨今回も感動の涙あり、笑いあり、兄の様な長谷部さんに癒され、速と婚約者の会話にキュンキュンしたりと大満足だった(笑)「友人ではないけど居なくなったら困る」と言う速と陸、二人の関係も心惹かれる (๑^艸^)★4.52020/06/20
馨
58
『天神』の続編。F15ﾊﾟｲﾛｯﾄの道に進む陸と、要撃管制官を目指す速。離れて別の道を行っても、互いに尊敬し合い自己成長続ける2人が良かったです。F15の9Gのかかるｼｰﾝはこっちまで息苦しかったです。速の管制官も日々命がけでﾊﾟｲﾛｯﾄを守っているんですね。どの部署も命がけで日本の国土を守っていることに変わりない、本当に凄い仕事です。 速の結婚式のｽﾋﾟｰﾁは泣けました。浜名さんは次もﾗｲﾊﾞﾙで出てくるのでしょうね。速みたいに陸との絆が出来ると良いですが。菊田教官ｶｯｺよかったです。2014/12/20
まる
45
１巻に引き続き清々しい読後感でした。道はひとつじゃない。陸なりの空を飛ぶ理由を見詰めて突き進んで欲しいです。浜名のことや舞子のことはありますが、次巻で決着がつく…のかな？浜名がどうしてそんな理念を持つようになったのか気になります。舞子については陸が流され気味なのが気にはなりますが…どうなるんでしょう。情報漏洩の犯人は誰なのかと、前半は陸の周りの良い人そうなのを片っ端から疑って読んでしまったのが少し残念。速の結婚式は、ちょうど今自分も結婚準備中なこともあり、色々と一人で準備する聡里を尊敬。2016/01/10
