内容説明
93年に発表された「文明の衝突」理論は、その後のコソボ紛争、さらに東ティモール紛争でその予見性の確かさを証明した。アメリカ合衆国の「21世紀外交政策の本音」を示して世界的ベストセラーとなった「原著」の後継版として、本書は理論の真髄を豊富なCG図版、概念図で表現。難解だったハンチントン理論の本質が、一目のもとに理解できる構成とした。その後九九年に発表された二論文を収録、特に日本版読者向けに加えた「21世紀日本の選択」は、単行本「文明の衝突」の読者必読の論文である。
目次
二十一世紀における日本の選択―世界政治の再編成(冷戦後の世界;パワーの構造;文化および文明的観点から見た孤立国家・日本の特徴)
孤独な超大国―パワーの新たな展開(パワーをめぐる国際関係;アメリカは慈悲深い覇権国ではない;無法者の超大国 ほか)
文明の衝突―多極・多文明的な世界(多極化・多文明化する世界;文明の性質;現代の主要な文明 ほか)
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