内容説明
気鋭・村山由佳、正統派恋愛小説、第2弾。高三になる春、僕といとこのかれん、その弟である丈の同居生活が始まった。やがて僕は、かれんの秘密と、それにまつわる哀しい彼女の想いに気づいてしまう。“かれんを僕のこの手で守ってあげたい…。”僕の心は激しく打ち震えた。でも、どうしたら二人の距離は縮まる…。どうしたら、彼女はその寂しげな瞳の中に僕の姿を映し出してくれる…。純粋で傷つきやすい二人の恋の行方は…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
misa*
62
読友さんオススメの恋愛モノ!元祖というべきか、ストレート過ぎるほどの恋愛モノだった。中学生時代とかに出会っていたならめちゃくちゃキャーキャー言ってたに違いない…笑。今の年齢になって読むと、微笑ましい爽やかな気分になる。この後2人の恋がどうなっていくのか気になるー。ゆっくりと追い続けていきたいと思う。スペシャルショートストーリーが2篇あって、「もう一つの夢」がとっても心に響く作品だった。2018/12/20
はにこ
28
苦手な恋愛小説を読んでみる。これが私の今年の目標だったので取り敢えず手を出してみた。約30年前の本なので時代感のあるイラストと純愛。23歳のかれんのウブすぎさに苦笑しながら読了。まぁ、読むのに苦痛になるほどではなかったので、次もいってみますかね。。2021/02/24
あつひめ
28
恋は盲目状態で相手の夢中になっていく・・・青春時代の甘い恋心を思い出しました。なつかしー!!人を好きになるって理由なんかないくらい降って湧く・・・というかそんな感情だったよなぁ~。これからの展開が楽しみ!!村山さんのダブル・ファンタジーを読んでいるので、村山さんの奥行きというか・・・幅の広さに驚きました。2010/07/28
くらよん
10
勝利と同じ年代の頃に読んだなら、確実にハマっていただろうなぁと思う作品。やっぱり中高生向き、それも一昔前の、って感じ。青春時代を思い出します。マスターの出すコーヒー、飲んでみたいなぁ。2014/05/16
本読みじいさん
9
いてほしいときにちゃんとそこにいる。 うーん、簡単そうで難しくないですか・・ 僕がテレビで知ったのは【おいコー】今回が?ですから時間と予約を見て続きを読み進めていきます。もっと若い時に読んでみたかった。2011/08/31