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内容説明
吸い込まれそうな青い瞳で、人懐っこい関西弁を操る美少年。その実体は冷酷な暗殺者…。主人公・虎ノ介を押さえ、女性人気NO.1のアリョーシャ13歳の頃の物語。スパイ訓練所で愛を知らずに育った少年は、リンフォード伯爵の元に身を寄せ、罪の意識なく殺人をくり返す。そんなある日出会った謎の美少女ヴェスナとの交流で、アリョーシャの心に芽生えたほのかな愛情。大ヒット作、待望の特別編。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年熊本県生まれ。88年に『銀河英雄伝説』で星雲賞長篇部門を受賞。歴史とSFや伝奇が融合したベストセラー『銀河英雄伝説』『創竜伝』シリーズほか、中国歴史長篇の『風よ、万里を翔けよ』『海繍』など、数多くのヒット作品を送り出している
白川晶[シラカワアキラ]
普段はライターなどをしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
5
本人が不幸と思わなければそれは不幸ではないのかもしれない.しかし,不幸であるということを実感できないことは,果たして本当に不幸ではないのだろうか.どこにも居場所がないとすれば,少しでも居心地が良いと感じる場所に居続ける以外の方法はない.2013/02/07
お腹ボン!
4
まとめ買いしたのでかなり前から気になってた。また作家さんが変わったのを期に読む事にした。辻褄が合わないと思う箇所が幾つかあり、もうちょっと後に読んだ方が良かったのかなとちょっと後悔。アリョーシャの工作員訓練時代の話かと思ったけど、伯爵の元に身を寄せていた時期のお話。あまりにも伯爵とアリョーシャの描写が美しすぎるのでキラキラと眩しすぎる光景を想像してしまう。伯爵は己の野望を貫くためにアリョーシャを利用しているに過ぎない筈だけど、この時期はちょっとだけ人間っぽかったような気がする。2017/04/28
聖陽ひなた
1
13歳にしてはかわいすぎるww伯爵のところに帰るしかないって言うのが切ない。2010/05/20