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内容説明
私の名前は桜野タズサ。16歳のフィギュアスケーター。期待の実力派のはずなんだけど、どうも試合で結果が出せず、おまけにとっても嫌われ者。多分、このイヤミなほどの美貌のせいね。そんなこんなでトリノ五輪の代表切符が遠ざかっていた、ある日…よりによって『幽霊』に取り憑かれた。ねえ、ちょっと!こんなベタな展開ってアリなの!?第2回スーパーダッシュ小説新人賞、大賞受賞作。
著者等紹介
海原零[カイバラレイ]
『銀盤カレイドスコープ』で第2回スーパーダッシュ小説新人賞、大賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
19
2003年出版。まだこのころにはフィギュアスケートが今ほどメジャーではなかったことがよくわかります。現在読むゆえの楽しさというものもあって、主人公のフィギュアスケーター・タズサと一緒にハラハラドキドキしました。二巻へ。2015/05/17
grape0910
5
同僚に借りた。スケート好きなのである程度楽しく読めた。採点方法が以前の方法で、なんだかとても複雑でこれじゃ不正起こるだろうなと実感。でも主人公の言動には共感できなくてモヤモヤした。言いたいことはわかるけど言い方がね。あとトリノの前くらいに発表された作品のようだけど、女子の技術の進歩がそんなにしてなくて驚いた。2018/02/21
YO-HEY@紅蓮ロデオ
5
フィギュアがテーマのライトノベル。描写に入るまではちょい物足りないが、滑り出してからは圧巻。フィギュアは毎回見るだけで知識に乏しい俺でも、はっきりと滑っている情景が浮かんできます。それ以上に主人公の熱さに心動かされます。下巻ではどーなるでしょうか?2010/02/09
あかなぎ
4
フィギュアスケートのお話。イラストが鈴平さんと知って買いましたが、かなり面白かったです。前半は見るに堪えない下ネタばかりですが、いつのまにか成長していくタズサにどんどん引き込まれてしまってる自分がいました。主人公が演技をしているところでは単にアクセルやルッツなど名前だけは知ってても詳しくはわからない自分でも読んでて滑っているところが想像できそうなぐらい描写の書き方が上手い。読み終えたあとにクラシックやジャズが聴きたくなったのは影響の受けすぎかも。2010/10/16
九鳥
4
フィギュアスケート物ということで気になっていたライトノベル。プログラムの描写がかなり具体的で、作者も相当のフィギュア好きなんだろうな~と思う。新採点だったらもっとよかったのに。面白かった。2008/12/23