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内容説明
とある朝。読子は読書のあとの至福の時を過ごしていた。睡眠欲のままにまどろみ始めた、その時。暴風雨のような勢いで、ねねねが入ってきたのだった。不吉な予感。やはり、資料探しのためにふたりが行った本屋で思いもかけない事件がおきて…(『紙福の日々』)。他に読仙社側の四天王、天炎たちと「おばあちゃん」が出会う話『少年時代』も収録。貴重な貴重な外伝の一冊。
著者等紹介
倉田英之[クラタヒデユキ]
1968年7月9日生。岡山県井原市高屋町出身。スタジオオルフェ所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
23
再読。愛書狂とその仲間たちの本を巡る物語の第7弾。読子たちの日常を描いた短編集。ここで短編集か。まぁシリーズものにはよくある事なんですが、前回のあの引きからの短編集は続きが気になって仕方がありませんな。読子たちの日常編はほんのりいい話で心が癒されたし、王炎の過去を描いた短編では、彼の原点みたいなものを知れて良かったです。会員制の古本屋とかほんまにあったらめっちゃえぇな。次巻からは手に汗握る熱戦が始まるし、その前の息抜き回としては良かった。2016/08/09
山犬
13
前回から話から一気に飛んでの外伝作品、一作目は、読子とねねねの二人が神保町での一日を描いた作品でした。この間神保町を歩いてきたので表現の仕方がよく伝わりました。また行きたいです。二作目は中国の読仙社の能力者四人の少年時代の話、いってしまえばよくある話の内容だけど彼ら4人のキズナを確認するうえではなくてはならない回でした。ちなみに彼らは四天王だと今作で初めて知りました。次回からグーテンベルグ・ペーパー争奪戦に戻るからこそこの話をよんんでおいて良かったと思う。2016/07/28
緋莢
8
書店で見つけた『ズーランダー・サーガ』シリーズ、全100巻一挙刊行を購入し、一気に読んで幸せな気分を味わった読子。寝ようとしていた所にねねねが現れ、強引に資料探しに付き合わされる。資料があるという古本屋を訪ねた2人は、ひょんな事からそこで店番をやる事になり・・・2017/12/12
ヴィオラ
5
個人的には、世界を巻き込んだ大バトル!よりも、正直こういう話のほうが好きかも。グーテンベルクペーパーにまつわる本筋ではなく、外伝が2本入った番外編。第1話、ベタな展開なんだけど、ラストでちょっとウルっときちゃった(^-^; すずむし書店はどっかモデルになったお店があるのかな?2017/09/10
ほにょこ
3
★★★☆☆ 7巻って6巻の次の巻で間違いないですよね? 順番を飛ばしてしまったのかと何度か確認してしまいました。 今回は特別編だったようで、読子とねねねの平和な?日常でした。 バトルがない方が面白いですね。 おまけっぽい短編も収録されていましたが、こちらはいまいちでした。 2019/03/04