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内容説明
どこにでもありそうなありふれた図書館。壁際の本棚の向こうに、大英図書館特殊工作部、日本支部はある。ジョーカーは会議で、『黒の童話集』の件について報告をしていた。読子の功績をアピールするジョーカーだったが、ジェントルメンはなぜか読子の能力について否定的だった…。BBCの放送開始の知らせを受け、会議は中断された。世界最大の書店『バベル・ブックス』開店のニュースが画面に流れる。オープンを待つ客の行列の先頭にはなんと、読子がいて…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
70
プロローグがインディ・ジョーンズ風で、山場がダイ・ハード。それもパロディーではなくオマージュといった趣きがある。ジャンルや先駆者に誠意や愛が感じられるというか。特に後半、元ネタのダイ・ハード展開をなぞりつつもオリジナリティーを打ち出そうという姿勢がなんだか嬉しい。コミカルなので笑えるポイントもたくさんあり、銃弾を本で叩き落とす読子さんに爆笑。2巻にして早くもノってきたので続けて次巻へ。2016/08/26
まりも
29
再読。読書狂が主役の異能バトル物語の第二弾。世界最大の書店「バベル・ブックス」を舞台にしたテロ組織との戦いを描いた話。欲しい本の為なら3日前から並び、開店直後もスタートダッシュを確実に決め、いざという時は友も見捨てる。我らがエージェント読子・リードマンの本への愛情が深すぎてヤバい。新キャラドレイクも不憫なやつだけど、良い味出してて好きだわ。異能を駆使したテロとのバトルも面白かったし、今回も満足しました。次巻も読みます。2016/08/07
ist
12
やはりバベルと名の付く建物はろくなことにならないという結果であった。 2018/01/30
のれん
11
完全にラノベ版『ダイ・ハード』。高層ビルで警察煽って金せびるテロリストは王道だからしょうがないね。 ちょくちょく出す映画ネタがちょこっと古いように思えるけど、これ当時でも古かったんじゃね、と思うタイトルがちらほら。名シリーズの息が長すぎるせいだろうか。 孤立無援の戦いも紙使いなら、快刀乱麻の活躍。地味に潜入かつ工作する有能相方が可哀想だけど。 話は面白いが、物語が動く兆しはなし。しばらくはキャラ紹介を兼ねたドタバタミッションをやっていくのかな。2021/01/16
緋莢
10
「バベル・ブックス」。地上40階、地下6階、総在庫は約8000万冊という世界最大の書店が日本にオープンした。読子・リードマンは開店初日の行列の先頭にいた。多くの人で賑わうバベル・ブックスだったが、目玉となるナルニア国皇太子の蔵書コレクション公開のイベントにテロリストが乱入、ビルが占拠されてしまい・・・2017/12/11