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内容説明
魔導王ジノンの庇護の下、発展を遂げてきた西の大都ツヴァルトは、大陸の制圧と魔導王抹殺を目論む魔女アグナスによって陥落した。大陸全土を恐怖で覆い尽くす禍々しき大戦の始まりであった。それから時は流れ、十五年後―。反アグナスの同盟を結ぶ魔導王の一人の裏切りにより、黒の軍勢の進撃は、辺境地帯のほとりの小さな村落まで及んだ。そこにいた女盗賊リリィはすんでの所で剣士フォウに助けられる。その二人が出逢ったのは、記憶を失った謎の美少年セインであった。
著者等紹介
ベニー松山[ベニーマツヤマ]
1967年7月26日生まれ。東京都出身。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。処女作は在学中に執筆した小説ウィザードリィ『隣り合わせの灰と青春』(88年Jicc出版社発行。現在は集英社スーパーファンタジー文庫より)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tomite
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初めに。自分はベニーの文章が好きだ。その圧倒的な筆致から描かれる物語を見るために、彼の創ったゲームの攻略本を買うほどである。この本はベニーのオリジナル本。まだまだ物語は序章でしかないが、見事に惹きこまれる。ストーリーは王道ファンタジー。3人の人物を中心に、物語は進む。喋る魔法剣を操る凄腕の傭兵フォウ。情報と既知に優れた盗賊のリリィ。そして、至高の聖者にも、破壊をもたらす悪魔にもなりうる、人工的に創られた救世主・セイン。彼らがこの先どのような物語を紡いでいくのか、楽しみにしたい。2010/12/23
葉月あき
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本棚から引っ張り出して再読。2009/11/01