コバルト文庫<br> マリア様がみてる―チェリーブロッサム

電子版価格
¥495
  • 電書あり

コバルト文庫
マリア様がみてる―チェリーブロッサム

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784086148955
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

私立リリアン女学園は伝統あるカトリック系お嬢様学校―高等部新入生代表の挨拶をした乃梨子は実は仏像の造形美に魅せられている。マリア様を愛でる学園生活に慣れるように瞳子さんがさっそく何かと世話をやいてくださる。でも当然ミサだけでも憂鬱なのに紅薔薇さま、黄薔薇さまそして白薔薇さまのお姉さまの歓迎式・マリア祭もあって…。新キャラ登場の『銀杏の中の桜』『BGN』収録。

著者等紹介

今野緒雪[コンノオユキ]
1965年6月2日、東京生まれ。双子座、A型。『夢の宮~竜のみた夢~』で1993年上期コバルト・ノベル大賞。コバルト読者大賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かのこ

40
シリーズ九作目。「チェリーブロッサム」仏像愛好家なのに、カトリックのリリアン女学園に入学せざるをえなくなった二条乃梨子。桜の木の下でマリア様のような先輩と出会って…。一番最初に書かれたマリみての原点。ここからさかのぼって八作目まで書かれてる。その逆行を違和感なく繋げる「BGN」始まりの四月。慣れ親しんだ先輩が卒業し、新たな異分子との出会い。少しの不安な予感が、レイニーブルーの暗雲に繋がっていく…。2020/04/22

ガーガー

40
仏像鑑賞が趣味な乃梨子と祥子の遠縁・瞳子登場。二人とも卒業していった薔薇様達に負けないキャラの濃さ。今回志麻子の悩みが判明。キリスト教の学校に寺の娘が通ってるって本人からしたら気になりますわな…。でも、心穏やかに話せる乃梨子がきてくれてよかった!その反対に瞳子の登場によって心穏やかでない裕巳であった。でも、半日デート行けるようでよかったね!2016/08/01

kitten

15
マリ見ての原点を再読。桜の季節にピッタリ。たった一人でも綺麗に咲ける桜を見て通じあう、新キャラの乃梨子と志摩子さん。マリ見て全編の中でも私が一番好きな話。瞳子のキャラも強烈だったなあ。ここからの変化が信じられないな。時代が古いので、インターネットの擬音とか、メールをプリントアウトするとか、今の読者には意味不明だろうな。タクヤくんの存在も謎だけど、先まで読んで正体を知ってると、さほど気にならず。次は、全編で一番悲しいレイニーブルー2021/04/02

幸音

14
「銀杏の中の桜」あとがき曰く、これがマリみての原点。前半は新入生・乃梨子の視点だけど、リリアンという温室で育った純粋培養な生徒に対する反応がこれまでと違っていて新鮮。志摩子さんとの、姉妹でなく、あっさりとした関係がどこか微笑ましい。瞳子は嫌がらせのレベルは可愛いものだけど、素で嫌な子という印象しかない。祐巳の前で祥子さまにベタベタするのはいかがなものか。「BGM」悪役に徹した薔薇さま2人が生き生きとしていて面白い。薔薇さまとして貫禄が出てきた感じ。余興の間、後ろ手にメモする真美さんの記者魂に感服した。2013/10/08

Hika

11
新キャラでましたな!!瞳子ちゃん…すげえな。。笑 祐巳もつぼみかぁ。どうなるかな。(あれ、前にも…)志摩子さんと乃梨子ちゃんのどっきりは、面白かった!2016/01/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/546340
  • ご注意事項