内容説明
「あたしが貴族の娘ぇ?」孤児だったジャスティーンに突然、叔母を名乗る人物が現れた。下町のボロ家から一転、大きなお城に引き取られたジャスティーン。しかし叔母・ヴィラーネは冷たい態度。やたらとクールな使用人のシャトー。おまけにこのお城、なんか変!誰もいないのに、料理がでてきたり片づけられてたり…。やっと人間らしい少年に出会えたと思ったら、彼は「幽霊」だって―。
著者等紹介
高遠砂夜[タカトオサヤ]
1967年12月25日、石川県生まれ、山羊座、AB型。『はるか海の彼方に』で、第12回コバルト・ノベル大賞佳作入選。コバルト文庫に「レィティアの涙」シリーズ、「姫君と婚約者」シリーズなどがある。最近はワープロを叩きながら、ついでに子育てをしているという、悪い母親になり果てて、つくづく反省している真っ最中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫茶
6
猛烈に再読したくなってKindleで再購入。おもしろかった。さすがにレンドリアの設定は覚えていたけど、シャトーやヴィラーネの設定をすっかり忘れていたので、普通に続きが気になって楽しく読めました。やっぱりジャスティーンもレンドリアもかわいくてかっこいい2024/02/09
あやめ
5
昔読んでてまた読みたくなって大人買いしたシリーズ① 雑草魂のジャステーンと指輪の精のお話。
一条梓(アンフィトリテ)
3
だいぶ前に読みました。最終巻まで読んだかどうかちょっとわからないですね。2022/05/26
タロウ
3
この作者さんは、ネーミングがとても素敵なんです!!レヴィローズとかなんか乙女心をくすぐるような単語が多いのがこのシリーズの特徴かと。シリーズが進むにつれてどんどんシリアスになるどだけれども、コメディもあって読みやすいのもいい!シリーズ1巻なのですが、最初から面白くて絵もきれいで完成度の高い作品でした。
こうり
3
元気で感情豊かなジャスティーンも、飄々として掴みどころの無いレンドリアも魅力的。一見お城の人達の中で一番人間らしいレンドリアだけど、やっぱり何処か根本的なところが人と違うなと感じさせる言動がある。【追記】下町で人々の温かさと両親の愛情に触れて育ったジャスティーンにとって特に血の繋がりは大きなもので、会ったことのない叔母に好意を寄せたり、無条件で叔母は自分の味方と信じていたり、とても真っ直ぐ。彼女の知る人間らしさと異なる人たちの中で、最も人間らしく見えるレンドリアに心を許してしまうのは必然。2014/03/23