コバルト文庫<br> 砂の覇王―流血女神伝〈4〉

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コバルト文庫
砂の覇王―流血女神伝〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086148153
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

女の身でありながら、小姓としてバルアンに仕えることになったカリエ。彼女は、ドミトリアス皇子の戴冠式とグラーシカ王女との婚礼に出席するため、タイアークへ向かうバルアンに同行することにもなる。その出発を数日後に控えたある朝、恒例の散歩の途中で、カリエはエディアルドとしばらくぶりに再会する。その時、彼の不審な態度に訝りつつも、カリエの身体に思いがけない変調が…。

著者等紹介

須賀しのぶ[スガシノブ]
1972年11月7日生まれ。蠍座。O型。上智大学文学部史学科卒業。『惑星童話』で1994年上期コバルト読者大賞を受賞。コバルト文庫に『キル・ゾーン』シリーズ、『ブルー・ブラッド』シリーズ、『天翔けるバカ』シリーズ、『流血女神伝』シリーズなど多数の作品がある。特徴は、熱しやすく異常にさめやすく顔がこわい。趣味はほほ一月おきに変わるが、今のところフラメンコ。いつかお花とお茶も習いたいそうだが、おそらく口だけだろう
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりもん

22
ドミトリアスとグラーシカの結婚を喜ぶカリエ。でもバルアンのせいで不穏な空気が漂う。ビアンの正体は後宮でも噂されていたがグラーシカに大きな動揺を与えたのはバルアンの協力あってのものだよね。カリエの出生の秘密が明かされたけれどそれはドミトリアスと北公に大きな動揺を与えた。バルアンの思惑通りに事がどんどん進んでいきそうで怖いなぁ。2012/08/02

baboocon

19
マヤル・バルアンの小姓になったカリエ。ドミトリアスとグラーシカの婚礼&戴冠式に参加するバルアンと共に再びルトヴィアの地へ。行く先々でのバルアンの行動もただのバカじゃないなと思っていたら・・・戴冠式でやってくれやがった!前々から伏線とも言えないあからさまな伏線は貼られていたが、ここでこの男の口から明かされるとはね・・・。ラクリゼも再登場して大きく物語が動き始めた?!2012/03/07

Haru

15
バルアンの狸っぷりに唖然・・・の巻。バルアンとサルベーンは容赦も慈悲もなく事を遂行するところが性質悪いし、恐ろしい。ドーンとグラーシカに心の繋がりが生まれたのは喜ばしいことだが、この先周囲の策略、陰謀に足をすくわれないか、ヒヤヒヤします。エドのカリエに対する、自分の心理考察は面白い。では正妃として着飾ったカリエとバルマンの姿を見たら、どう変化するのか気になります。「他人の意見を引き合いに出して、自分の批判に信憑性をもたせようとするのは、卑怯な人間のやることだ」。いつでも冷静なエドの言葉。なるほど。2012/08/13

p.p.

15
ついにドミトリアスとグラーシカの婚礼、そして戴冠式。カリエはバルアンの小姓として随伴し、ついに二人の運命は再び絡まり合う。しかし婚礼の場でバルアンの貴妃ビアンはユリ・スカナの王女ゼリカを名乗り、前王の血を引かぬと言ってグラーシカを誹謗する。一方サルベーンは、エティカヤの第一王子シャイハンに同伴しながらバルアンやビアンと接触し、不穏な動き。そしてバルアンの正妃として披露されたのは意外な人物。一方のエドも、トゥーハ砂漠である人物に出会う。ぎこちないカリエとエドに萌え。2012/05/30

秋桜

15
グラーシカとドミトリアスのお似合いなこと!! かっこいー♡ 生贄の人生が始まりましたね・・・。ルトヴィア再建なるか・・・な?滅びた王国の生き残り(ビアンとカリエ)がどう動くのでしょう。それにしても、バルアン・・・。ひどいorz この人怖いですね。全巻では、好印象だったのに。2012/05/25

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